<タイヤ交換/ホイール脱着パンク修理>

KLX125Cも積算距離が5,100qを越え、タイヤの摩耗が目立つようになって来たので本日前後まとめて換える事に。

Rはスリップサイン目前、Fは3分位は残っているが段減りも目に付くので序に交換。
F 6.9mm/使用限度2mm R 8.8mm/使用限度2mm

>タイヤ交換

必要部品等(出先でのパンク修理を考慮して主に車載工具使用)
タイヤ  ダメロップ F D605F 70-100/19/ R D605 90-100/16 (F \3,300/R \3,300)

プライヤー(割りピン、ベータピン用)
12mm/14mm/17mmスパナ
17mm/22mmレンチ
タイヤレバー2,3本(CEOは、22mmタイヤレバーレンチ/ストレート製グリップ付き/同グリップ無し低コスト品の三本)
ビードワックス(石鹸水でも可)
リムプロテクター(傷に頓着しないなら無くても可 或いは軍手)
虫廻しドライバー
オフロードスタンド(ガレージ作業時)
タイダウンベルト
パーツクリーナー
ウエス等
ゴムハンマー等
ホイール養生用パッド/段ボール等
エア供給(コンプレッサーかフットポンプ)


手順

ジャッキアップするより先に、Fブレーキキャリパ取り付けボルト(12mm×2)、FRアクスルを緩めておく。(17mm/受け14mm 22mm/受け17mm)

オフロード用スタンドがあれば、ジャッキアップしてタイダウンベルトで車体を極力安定させる。(ベルト等が無いと、ホイールを外す際バランスが崩れる)
ジャッキが無いならビールケース等でも良いし、出先なら素直に車体を横たえた方が早いだろう。

フロント
ブレーキキャリパを外し、アクスルを抜き、スピードメーターギアを外し、フロントホイールを外し、左側カラーを確保しておく。  

リヤ
チェーンアジャスタを緩め(12mm×2)、アクスルを抜き、チェーンからホイールを外す。左右のカラーを確保し、Rブレーキキャリパを袋等に入れ養生しておく。

タイヤのめくり方
タイヤバルブの蓋を外し、虫廻しドライバーでバルブの虫を抜いて空気を抜き、養生用パッドの上にホイールを載せ、ビードワックスをビードとリム勘合部に塗布し、足で踏んで両面のビードを落とす。
オンロードモデルのチューブレスタイヤとは異なり全く問題無くビードは落とせる。

タイヤレバーを2,3本用意し、めくりたい場所の反対側を足で踏む等して押さえ、隙間からレバーを差し込んで梃子を使って少しづつ外していく。

この際、リムを保護する為リムプロテクターを用いるのが本筋だが、、、
傷がついても見た目だけの問題だし、作業能率/効率が著しく悪化するので使わないという選択もアリ。
折衷案として、タイヤレバーの先に(使い古しの)軍手を被せ、指の部分を使って少しだけでも養生するという手もある。ちなみにこの技を使うと軍手はすぐに消耗する。
あまり深く差しこんでチューブを噛まないように要注意の事。(噛むと簡単にパンクする)

片側を外したら、エアバルブのナットを外し(12mm)、バルブの反対側からチューブを抜きとる。

もう片方もめくって外し、ホイール、チューブを点検/清掃する。チューブはパンクしていないかエアを入れてみると良いだろう。

新品タイヤを用意し、リム勘合部とビードにビードワックスを塗布し、バルブ位置にタイヤのペイントマークを合わせ、組んでいく。ちなみにD605系には回転方向指定は無い。

片方を組んだら、組んでいない側からタイヤチューブを入れ、バルブを通し、ナットで仮止めする。ラジオペンチかホース用プライヤー等で掴むとやりやすい。
バルブを通す簡単な方法

もう片方も嵌めて、虫は抜いたままでエアを入れてビードを上げる。チューブレスとは異なり派手な音はしない。

外して、虫を入れて空気圧を適正量入れる。(F1.5/R1.5 or R2.25※重量モード)(CEOはタイヤの慣らし中は空気圧若干高め)
タイヤを弾ませたりして馴染ませ、組み付けて終了。トルクは  F/Rアクスル 79Nm  Fブレーキ キャリパボルト 34Nm

厳密にいえば本来はホイールバランスを取る必要はあるのだが、小排気量で100q/hも出す事の無いKLX125Cでは無駄、と判断して省略。

2010/08/08

>パンク修理

上記交換作業中に、Fのチューブをタイヤレバーで噛んでしまった様で、、、パンク修理を経験させて貰う事になった。

必要部品等(上記に追加分)

チューブタイヤ用パンク修理キット ストレート 36-802(\480/)

タイヤを外し、チューブを引き出す等は全く同じ。

まず、原因を追及する。タイヤに異物が刺さっている場合にはタイヤ裏面を一周、手で触ってみればすぐに判る。

軽くエアを入れてチューブの患部を特定する。エアを入れて、噴き出してくるトコロを押さえてみて他にも穴等が無いかチェックするか、水に浸けてみる等で良いだろう。

場所を特定したら、パッチを張る程度の大きさを目安に付近を脱脂清掃し、付属のサンドペーパーで チューブを入念に擦って足付けする。

付属の接着剤をチューブに薄く塗布し、指で塗り広げて1〜3分程待つ。

パッチから銀紙を剥がし、患部に貼り付けて「圧着」する。 マニュアルにはハンマー等で叩くとあるが、出先でハンマーは携行しないので木の枝や丸石等を探すかするのが良いか。
今回は膝の上に置いて何度か「叩き下ろす」事でやってみた。

保護フィルムを剥がし、エア漏れしない事を確認して終了。

ガレージではなく出先で行う場合は、、、、場所も問題だし部材不足等もあって完璧な作業がし難いので、素直に予備のチューブに換えて落ち着いた場所での修理を行った方が良い、とベテランに教わった。
確かに、原因の追及や位置の特定は兎も角、チューブ患部の清掃等は難しい事もあるし、修理不能という事もあるので予備のチューブも携行してある。

あと、自転車のパンク修理のようにホイールを外さずにチューブを隙間から抜きだす手もあるようだが、、、

まあ、タイヤをめくるのもチューブタイヤなら手馴れて来たので問題は無いのだが、結局のトコロ ホイールを外すことが可能か?と云う事だろう。
79Nmで締め付けてあるFアクスル(17mm/受け14mm)は、車載工具のショートスパナでは相当に難しいと思われる。CEOは素直に17mmコンビレンチを車載工具に加える事を決定した。

あと、修理キットのチューブ式接着剤は一度蓋を開けると、2回目を使おうとした時に揮発硬化している事があるので予備を持っておくとかたまにチェックしておく位の用心深さは必要。

2010/08/08