<トップケース用キャリアの取り付け+/新規ケース>

CEOの使用しているトップ及サイドケース用キャリア/パニアケースはTDM850の時代より長年使い続けているクラウザーK2である。
キャリアの方はふた組使用したり、破損部位のみを調達したりで使い続けている。

で、ケースは少々?の損傷はあるもののまだまだ退役させる気は無いのだが、、、
樹脂サイドケースキャリアからの屋上屋構造であるトップケースキャリア部が消耗劣化してきて撓みが目立つようになってきた。

まあ、、、経年変化でもあるだろうし、MAXペイロード3Kgのトップケースキャリアに過加重を掛け続けてきたのもあるだろう。
K2シリーズもドイツ本国では既に廃盤になっており、キャリアを調達し直すのも無駄が多いと思われるので、次の乗り換えを目処にK2シリーズは箱のみKLX125Cに使用の予備役に廻し、キャリア は退役させる事に。

で、今回はトップケース用のキャリアのみ調達し、それにK2用ベースを加工して取り付けた。

SW-MOTECH: YAMAHA TDM900用 アルラック-ブラック- (\13,650/ 送料込)
コレが、一番低コストでK2トップケースの取り付けが可能で、K2サイドケースにも干渉しない構造の製品だと思われる。

CEOは、K2キャリア取り付けの為、グラブレールを外して放棄してある。ので、付属の取り付けボルトではなく、ストックのM8キャップボルト とワッシャを使用した。本来の三点留めから二点に留めなるが、グラブレールは元々二点で留まっているので耐加重性能自体は変わらない(ペイロードは12kgでK2の4倍)
K2天板は適当な金具を裏に使用してボルト留。
あと、キャップボルトを廻す余地が無いので樹脂製のK2天板にステップドリルで穴を穿って対策。



※画像2までは長くて使えない付属ボルト使用
最終取付画像 アルラックへの加工は一切なし

副次的ではあるが、グラブレールがない分シート面とも段差が少なくなったので、重量物を積む副業用バイク便ボックス等も積載しやすくなった。
似たようなシステムを組んでいる等なら、参考にしてみるのも良いだろう。

2011/08/20

追記     新規トップケース/ベース

先日、キャリアごと転落破損して、、、、、都合18年で退役/廃棄させたクラウザーK2トップケースに代わって、新規にトップケースをオーダーした。
ヘプコ&ベッカー XPLORER トップケース 45L 黒(\48,195/)

当方は、イタ公御得意のデザイン云々より、10〜20年以上の使用を前提に信頼性耐久性最優先の為、ドイツ製ヘプコ&ベッカーを選択。中でもアルミシェル使用でバランス/形状共に秀でている「XPLORER」の45Lを選択。カラーは嗜好。

純正キャリア(汎用ベース)は結構高コスト(\9,660/)であるし、既にほぼあらゆるメーカー製ケースの装着が可能なSWモテック製のキャリアを装備してあるので、SWモテックのヘプコ&ベッカー用アダプターをオーダーした。
ちなみに今回、件の「ヘプコ&ベッカー XPLORER トップケース 45L 黒」の在庫が日本代理店であるPLOTに無かったらしいので、ユーロネットダイレクトを介しての個人輸入代行という形での直接調達を行なった。

手数料に送料、関税等を含めても確かに「ある程度」はコストは下がるのだが、製品不具合等があった場合には非常にウザったい(結構ある)ので、、、、
個人的には、個人輸入はコストが格段に違う製品やドウデモ良い品をオーダーする時以外はあまり使いたくない。

キャリアとベースの取り付けは、SWモテックのクイックロックシステムによって、コイン等で3点捻るだけで容易に着脱可能。一応、SWモテックキャリア以外にでもクイックロックを放棄して直接ボルト締結すれば「安価なアダプター」だけの利用も可能だ。

ケースは四隅にストラップ通し用のスリットもあり、リベットを打ち換えてのパイプ追加等の拡張性もある。個人的には背面にフックポイントの追加も検討中。

ベースへの着脱は、後方下部中央にある鈎爪状のキー付きロック部でベースにフックさせての固定式で、、、、操作には若干癖があるが特に問題にはならないだろう。
箱の開放は、左側にヒンジ、右側から開く独特な構造。サイドスタンドを使うと左が下がるので右が開くのは悪くないのだが、「作業等が車道側」になってしまうので、、コレは基本的に「右側通行用」のシステムではある。

概ね気に入ったのだが、実践/実戦証明して問題点等が見つかれば報告する予定


外観


箱開放

2012/10/13

追記 2  より確実な三点留めへ戻す/他 

テストした結果、若干だが「ベースが撓る」ので、、、、二点留めでは長期的には損傷>脱落等の危険性が払拭できないと判断。

購入後即取り外して処分していた純正グラブレールを中古で調達し、付属金具を配してマニュアル通りの三点留めに換えた。

コレなら付属のボルト等を使えば全く問題なく取り付けが可能。
あと、初めて知ったが純正グラブレール裏側には、恐らくキャリア取り付けステー用に、ボルト穴が4箇所用意されてあった。(その二個を使用)

だが、純正グラブレールとクラウザーK2のサイドケース用ステーが干渉する。
ので、スペーサー等を用いてK2ステーを数センチ外側にオフセットさせて取り付けようと思ったのだが、、、

ステーを固定するボルトが固着しており、、、、打撃等では外れないので、最終手段としてボルトヘッドをドリルで飛ばしてからスタッドを抜く、或いは長ナットを別に調達云々と考えていたのだが、、、
ボルトヘッドが手強く、ドリリングによる加熱でステーの樹脂が崩壊したので、、、、小細工すれば一応対処は可能だが、良い機会と判断してクラウザーK2一式を全て退役させ、処分する事に。

当分はサイドケース無しにしておき、一週間以上のロングの泊ツーに行く気になるか、銭の都合がつき次第、SWモテックの汎用サイドケース用ステー+専用アタッチメント+ヘプコ&ベッカー製アルミケース(同じくXPLORER)をオーダーするコトにしておく。

あと、純正ウインカー戻しに際して、ストックのノーマル部品のレンズが足りない等の問題があったので、、、規格は同じ6SHG用の予備部品が転がっていたので、ソレをギボシに換装して繋ぎ直した。


グラブレール裏の左右ボルト穴を使ってブリッジさせ、そのステーにカラーを入れての支持


一見ノーマル風(笑)

2012/10/20

追記 3      サイドケース新規購入及マルチサイドケースキャリア+アダプター

XJ6Sの装備品を個人輸入代行で調達する序に、TDM900を再度フル装備にすべくSWモテックのクイックロックEVOサイドケースキャリアとヘプコ用アダプター(※一度オーダーミス)を新しく購入し、ヘプコ&ベッカーのXPLORERサイドケースとユニバーサルホルダーをオーダーしてあったのだが、、、漸く装着テストするコトが出来た。



サイドケースキャリアは、代表的なパニアケースならアダプターの変更だけで殆ど取り付け可能な
SWモテックのTDM900用クイックロックEVOキャリア (\18,200+諸費用/)
を選択。あと、コインドライバー等で3点捻るだけでキャリア本体が機体から簡単に脱着可能ではある。

当方は、キャリア付きの武骨な風体の方が好みであるし、サイドスタンドを掛ける際や転倒時の持ち手としても使えるので整備時以外外す気は無い。

サイドケースは、トップケースと同じくアルミ+樹脂のXPLORERを選択
ヘプコ&ベッカー XPLORER 40L 黒 -右- (\30,800+諸費用/)


ヘプコ&ベッカー XPLORER 40L 黒 -左-(\30,800+諸費用/)


コレに取り付けるアダプターは、「樹脂ケース用」と書いてあるので混乱させられたがコレが適合する。
EVOキャリア用 ヘプコ&ベッカー用樹脂製サイドケースアダプター (左右)(\3,300+諸費用/)



キャリアのみ 外観

後方

ケース取り付け

後方


あと、目についたので購入した「ユニバーサルホルダー」だが、、、自慢のアルミシェルにドリルで穴を穿ち、ケースの外側に取り付けるドリンクホルダー状のアイテムである。
ケース内部に収納では多少扱いが面倒くさいガソリン携行ボトルを外部マウントに変更する目的でオーダー。

キチンと切り取り用型紙があるので、それを使ってトップケースの機体右側後ろにマウントするコトに。ピンポンチで位置決めし、7mm刃で4箇所穴を開け、裏からボルト留め。

ホルダーには手持ちのワッシャを追加して取り付け。が、長年愛用のガソリン携行用(約800ml)SIGGアルミボトルでは大きすぎる上、底面保持も無い。
曲げたり広げたりして掴めるように修正し、底には荷締めベルトの残骸を利用して十八番の即興で対応。保険としてボトルとファンネルとホルダーを連結するカラビナを配して完成。

ヘプコ&ベッカー アルミケース用ボトルホルダー(※商品は画像とは異なる!) (\3,600+諸費用/)







野営自炊ツーリングに出る際でも二、三日程度ならトップケース+αで対応することが多く、サイドケースは長期の休暇を取って北海道にでも行くようなロングツーリングでしか利用機会は無いのだが、、、、、、、、、、、、、、

自身、属性を問われれば「ツアラー」を自称すると云うのもあるし、機会さえあれば長期休暇取得して北海道他へロングツーに出る気は十二分にある。
その為の先行投資という側面もあるし、、、、、、、、、、、代償行為という奴かも知れないのだが。

2013/03/10

追記  4   フックポイント設置

XPLORERトップケースの利便性向上の為、ケース後方に市販金具を設置してネットやバンシーロープ、カラビナ等を引っ掛けられるようにしてみた。

金具はホームセンターにて調達。位置決めして再びアルミシェルに4.5mm刃でドリリング。リベッターに4mmリベットを差込み、抜け対策用に内側より4mmワッシャを通してからリベッティング×4 ×二個

コレで手軽に箱の上にネットを掛けたり出来るようになった。XPLORERトップケースは上が平面で追加積載が容易で、その気になればかなり積むことが出来そうである。
とはいえ過積載傾向が著しくなるので軽いもの以外は極力控えておいた方が良いのだが。


XPLORER 後方



2013/04/21

追記  5    小改良

骨折療養中である最近の暇つぶしの一環としてケースの機能拡張を行ったのだが、その余剰資材を使って不具合点の小改良を行った。

上記の、廃材利用のボトル底面保持ベルトは機能自体は問題なくするのだが、殆どの時間≒ボトルが空のトキはテンションが掛からないので、、、どうしても遊んだりしてずれたりしやすいのだ。
携行ポンプも常備しているし、流石に危険物であるガソリンを常時入れておく気にはなれない。

で、余剰資材を使って、PPベルトを用いて幅30mmに太くして、両端はトライグライトを使ってエンドを設置し以前のように片方だけの折り返し方式から、遊びをなくしつつ細かい調整は可能なようにしてみた。

コスト的には、、、、500mm前後のPPベルトさえあればトライグライトひと組二個の¥116、ってトコか、、、、、、、、、


廃品利用より若干レベルアップ



2013/09/29