<抜きにくいコネクタ/ウインカースイッチの改良>

ミツバ製一体式ETC車載器は電源用コネクタが「MT090 2極防水コネクタ(AL)」になっており、これが異様に取り外しにくいのだ。円筒を二つ重ねた構造で、引っ掛かりが一切ないので滑って仕方ないのだ、、、、、

ディスコネクトツールを使えば外せるのだが、その都度ツールを用意するのも煩雑なので、改良を施すことにした。

MT090 2極防水コネクタ(AL)

半田ごてを熱して、オス側のコネクタに横溝を多数穿つだけであるが、この程度で充分に指に引っ掛かるので「返し」を押さえれば簡単に引き抜くことができるようになる。

改良後

また、樹脂シリンジの先に「返し」がないタイプにシリコンチューブを取り付ける際にも同じ手が使える。
シリンジの先に横溝を穿ち、シリコンチューブの上から針金で縛ってストッパーにすれば、圧を加えても簡単に抜けることは無くなるのだ。

このように創意工夫に臨機応変、更に応用でいくらでも幅は広がるのだ。イロイロ試して貰いたい。

2011/01/07


追記  ウインカースイッチの改良

コレの応用として、6SHGとKLX125Cというコストダウンの著しい機体のウインカースイッチ部に、熱した半田こてで縦溝を穿ってみた。

TDM900のウインカースイッチは指がキチンと引っ掛かりやすいように溝が穿ってあり操作はしやすいのだが、他の機体のスイッチは表面は滑りやすい樹脂のままで、よく操作ミス等も起こるのだ。

勿論、下取り等に出す気など「皆無」という事も大きいのだが。(ASSY化で部品が単品では出ない)
細かい部位の見栄えは少々悪くはなるのだが、実用性は格段に上昇して滑りにくくなった。

見栄えより実用性を選択する仁なら模倣してみるのも良いだろう。

2011/01/16