KOMINE JK-016 フルイヤージャケット チタニウム(\32,550/) を紹介しておく。
CEOが所有していたKOMINEの高機能ジャケット、
JK-802 フルイヤージャケット ゲパルド(\28,350/)の後継モデル
以前
記載していたように、正確には両者とも「フルイヤージャケット」ではなく精々がカバー範囲の広い「高機能3シーズンジャケット」だが、、、、割り切って高機能3シーズンにしてあるのでかなり使える。
前作のゲパルド、廉価版のアクアリオでの不具合が大幅に改良されて格段に使いやすくなっている。
基本的にはメインのアウターと、廉価防水ライナー、防寒用アウトラストベストの3レイヤーである。
アウターは、素材質感等に大幅な変更は無く、まあ及第レベル。売りである腕部の大型ベンチレーションファスナーは、ファスナーが廉価版の「アクアリオ」同様の3プラーになり
開口部の調整が容易になった。
胸部背部のベンチレーションは「線」ではなく「面」のかなり大型の開閉可能パネルとなった。
この事と設定色に黒基調だけではなくグレー/レッドという呼称の白基調色も採用され、見た目と実際の暑苦しさからも開放された。
廉価防水ライナーはCEOは使用しない(GW製ジャケットの脱着ゴアテックス防水ライナーを流用)が、降雨時や冷え込んだ時の重ね着には良いだろう。
KOMINEが最近採用しているNASAの新素材アウトラストの防寒ベストだが、、、、ゲパルドのキルト/フリース防寒ベストより薄く、「暑いときは冷やし、寒いときは暖める」という特性も、調整がむつかしい時期の使用にこそ最適である。
態々着たり脱いだりしなくても殆どベンチレーションの開閉だけでOKの「チタニウム」の優れた温度調整/状況対応性能を更に向上させている。
また、襟と二の腕に使われている凸部とリングの組み合わせボタンはパテント製品と思われるが、外しやすく留めやすい秀逸な出来である。
他には背面にLED発光ユニットもあるが、、、、コレに関しては被視認性は上がるが消耗する電池も必要だし微妙である。
十八番のプロテクターは、肘肩胸にCE規格、背面にはウレタン製が標準装備(ハードに換装可)であり、更に脇腹にもプロテクターを追加可能である。(CEOはフル装備にしてある)
勿論、品質/機能等の「絶対性能」ならCEO愛用の「GW製 G-TEC エアマスター」には数段劣るものの、後発のメリットである改良や、「費用対効果」を考慮すればかなりの高評価を与えられる商品である。
KOMINE JK-016 フルイヤージャケット チタニウム ------------------ A+
3シーズンジャケットとして、非常に優秀な温度調整/状況対応能力を有する。
2011/04/13
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