<電磁ポンプの寿命>

二つ前のコラム「現実主義者」は上書きセーブで消失した、、、、ので一応ノルマ達成の意も含めて次のコラムを。

昨今のバイクはキャブからフューエルインジェクションに変わってきている。なんでもかんでも電機部品化 すれば良い、という訳でも無いのだが、、、キャブレターは構造も精密で消耗品もかなりの高コスト、、、
(四気筒モデルなら、消耗品を全て換えるならコストは新品ASSYと然程差が無いレベル)

調整が容易という以外のメリットは余り感じられないので、コレはフューエルインジェクション化は良い事だとは思う。しかし、、、FI化するという事は、必ず加圧の必要があるので電磁ポンプの装備が必要である。

で、電磁ポンプってやつは走行時は常時稼動しているので、消耗でいつか壊れる。で、コレが止まるとガス欠状態/走行不能になる訳で、、、、
5LV/FZS1000では約4年/177,000kmでポンプが壊れた。
フュエルポンプの故障
が、コイツはキャブ車だしポンプがフュエルタンクにビルトインされていないので、無理矢理手持ちのホース/ジョイントでバイパスさせて走行可能には出来た。たまたま燃料残が多かったという幸運もあったのだが。

で、CEOの所有機体は二台ともFIで、フュエルポンプはタンク下部ビルトインのASSY構造、、、コレが高コストなのだ。

5LVなら\15,000弱の単体電磁ポンプが、6SHGだと\36,500+、TDM900だと\48,000+もするのだ。しかも応急処置は実質不可能、、、。

対策としては、先に換えておくか、常時持っておくか(苦笑)、もし前駆症状が出たら即対応するか、だ。 5LVの時は、走行中に一度ストールがあったのだ。が、、、

6SHGももう140,000km弱であるので、そろそろか?という気もしているのだ。しかし、、無用な部品ストックを持ちたくない気もするし、現状は財政破綻寸前である。(ポーカーチップはあるのだが)

このフュエルポンプというヤツは、部品品番を見ていると結構な頻度で改良されている。要は不具合も発生しやすいしその報告も上がってきているという事だろう。

6SHGだと、6S時代から年数が経過しているので、2007年モデルは「5VX-13907-01」だが、2009年モデルからは、FZ6系車種全てとともに「5VX-13907-02」に変わっている
TDM900は、2006年モデルから「5PS-13907-01」(以前は末尾-00)に変わっている。

ま、交換の際は、、、 6SHGは

5JW-24486-00 O−RING \326 ×1
  5VX-13971-00 PIPE, FUEL 1 \2,951 ×1
  5VX-13907-01 FUEL PUMP COMP. \36,540 ×1
※2009からは 5VX-13907-02 (価格未定の為上記の額と品番を記載した 自動的に新規品番が来る)

TDM900は

5JW-24486-00 O−RING \326 ×1
5PS-13971-00 PIPE, FUEL 1 \5,471 ×1
5PS-13907-01 FUEL PUMP COMP. \48,825 ×1

コレだけ換えれば問題無いだろう。

高コストなのは、フュエルレベルセンサー等が付属したASSY化の弊害であるし、消耗部だけの交換等の対応が不可能だからなのだが、、、それなりの技能があれば修理もできる、とは思う。

さて、、予備費の都合が付いて前もってオーダーできるまで持つか?

2009/06/11