<キャリパーサポート+純正流用 MOSモノブロックラジアルマウントキャリパー>


当方は、フロントはダブルディスクに対向4Pキャリパーが許容下限である。

ダブルディスクだが片押し2PキャリパのXJ6Sは、ブレーキシステムの変更を前提に購入していたので当然即変更するのだが、、、、

単純に83mm>100mmピッチへの変更+MOS X64モノブロックキャリパーが良かったのだが、コレだとキャリパーサポートはワンオフ製作になるし、X64キャリパだけを6SHGから強奪するのも譲渡先に申し訳なかったのもあるし、折角なので83mm>ラジアル108mmのキャリパーサポートをD.BROSというT-MAXカスタムショップが出していたのでソレをポン付けしようと考えたのだ。

で、画像にあるのと色違いだが同じYZF-R6用の純正MOSモノブロックラジアルマウント4Pキャリパーの2012年物の上物(白)をオクで入手(\15,000)
このキャリパーはマウントがラジアルになった程度でブレーキパッドもX64と同一。ブレーキパッドはデイトナのハイパーシンタードを選択。 T-MAXと同じ径298mmなのでコレを加工依頼(キャリパーの足を49mm>38mmに詰める) してラジアルマウントキャリパーサポートと組み合わせれば(サポ\31,500+ボルト\4,200+加工\13,650 送料無料)ポン付けのハズだったのだが、、、、、、、

組んでみるとブレーキ径が小さくパッドが当たっていない。ので、ディスクを径320の安物ウェーブディスクに換装(\18,000 ※適合はヤマハ系 YZF-R6用等の5穴/ PCD150mm)

コレでもあと5mm合わないので、布施金属でサポート側を5mm削って戴いて何とか完成した。(\8,500)

まあ、XJ6Sのような機体の購買層にはあまり参考にならないとは思うのだが、こういう手もあるというコトで記載しておく。
個人的には、いざって時に信頼できる確実な制動力が欲しい。それだけ。

2013/03/11


かなりオーバースペック気味にはなったが、、、、

追記   フローティングピン脱落

昨日、同業の指摘でフロントブレーキディスク左のフローティングピンが無くなっているコトに気がついた。

確認してみると、この無銘ウェーブディスクは某ブランドの模倣品のようで、純正品のようにフローティングピンがカシメ構造になっておらず、Eリングとウェーブワッシャによって保持されている構造だ。

このへんはオーダー/設計思想の差でもあるが、純正は信頼性耐久性重視の為、100%ハズレようがないカシメ構造を採用している。某ブランド等はレース等での使用を前提としているためフローティングピンを外してフローティングディスクローターやピンの換装を可能としてあるのだ。

ので、クリップ式チェーンのように稀にクリップが外れるような事もあるのだろう、、、、、、、、、、、

確認してみると、Eリング式のフローティングピンはアフター品でもプラスμ等で市販されており、ピンの径が3〜4種あるのだが、件の痕跡をキャリパーで測定してΦ13mm〜14mm。
ヤマハ純正やコピー元?のブレーキング製もΦ13.85mmであるので、まあ間違い無いと判断してステン製Φ13.85mm(ディスク厚5.0mm用)(\1,050/997)をウェビック経由でオーダーした。

あと、以後の脱落防止の気休めに、Eリングの上から金属対応接着剤でも塗布しておく。

2013/07/13


脱落したフローティングピン痕