<リヤキャリア/耐荷重強化改良>

現状、KLX125C/D用のリヤキャリアは ラフアンドロード製RALLY591キャリア(RY59128 \12,390/)しか設定が無い。



注  2010/05/13現在では各社より発売されているが、タンデムを放棄出来るのならこのキタコ製キャリアをオーダーすれば以下の改良は必要ないだろう。 

注 2   現状、対荷重性が高く、低コストで、タンデム可能なキャリアはデイトナ製キャリアのようだ。

カタログ数値を信用する限りでは、今のトコロこの製品が最良と思われる。



ラフアンドロード製は製品自体の耐荷重が2kgで、ボックス等の装備はしないように、との但し書きがある。
まあ、、、、お決まりの補償範囲設定の責任逃れ、と話半分程度に聞いておいても良いのだが、取り付けボルトは前後共に細いM6ユニクロボルトで、それが×4。

車体の車載工具ポーチ取り付けボルトと、シート下のフェンダー取り付けボルトの穴を利用しているのでM6ボルトに制限されている訳だ。

ので、、、下取り無用のCEO流DIY術を発揮して、このキャリアを改良して取りつけてみる事に。
車体フレームとキャリアブラケットのボルト穴をM8用に広げ、 M6-50mm六角ボルト×2とM6-40mm六角ボルト×2を、M8-50mm六角ボルト×2/M8-40(50)mm六角ボルト(HEXキャップボルト)×2に換えれば良い。

作業にはサイドパネル左右(8mm×2)シート(10mm×2、HEX5mm×2)ツールバッグ(HEX5mm×2)とフレームカバー(上部塗装品 10mm×2)Rフェンダー(8mm×2 完全に外すならコネクタも)を外しておく。

キャリア用ブラケットは割と頑丈なのでドリル使用時は万力や切削油等を使用する事。フレームも一応丈夫だ。
前は単に8mm穴を開けるだけだが、後ろはタップを立てるので極力垂直にすること。
7mmのドリルで穴を大きくしてから、極力垂直にM8/1.25のタップを立ててネジ山を切る。万一失敗した時は、8mmでドリリングしてナット部をグラインダーで切って8mm用ナットを溶接するとかロックナットを使うとかすれば良いだろう。

M8用スペーサー、前8〜9mm×2、後26mm付近×2が必要だったが、キタコのアルミ製M8 外径13mmの商品しか見つからなかった。M8/L10mm×2 M8/L30mm×2を購入。そのまま使用でも然程の問題は無いと思うが前は若干削って組んでみた。 で、フェンダーとカウル樹脂穴を木工用13mmドリル刃で拡張し、細部はやすりで削ってスペーサーを入れて対応。

ナットとワッシャも同じようにM8用に換えて取りつける。ボルトは低コスト低強度のユニクロでは無くキチンとステンレス製を選択する事。
構造が変わったのでフレームカバーの後ろの抑えが無くなって浮くようになったので、後部カラーにゴムを巻いてタイラップで止めてストッパーにした。

コレで耐荷重性能も随分マシになった、と思う。オーナーの方は模倣される事をお勧めする。
あと、テールボックスについてはクラウザーK2用の天板を譲渡されたのでソレをこのキャリアに取り付け、TDM900に使っている既存のK2用テールボックス46Lを流用する事に。

2010/03/14



前側はワッシャ×10(15mm)でのスペーサーとLアーム(適宜切断)でフック 後側はM5穴開けての直留め


13mm+に拡張


フェンダ外してタッピング作業


裏面 全てのボルトをM8化


後方 タイラップもトップケース下で然程目立たない