<予備エンジン>

ご存知の通りCEOは副業でバイク便なんぞを営んでいる為、FZS1000も相当な走行距離の伸びで既に150,000kmを越えた。

近いうちにエンジンが終わってしまう事も充分に予想されるし、知人の店でエンジン保管も出来るようになったので、オークションにて予備のエンジンを調達した。

箱根で転倒>廃車となったエンジンで、走行10,000kmもいっていないという話であったが、、オイルパンがドレンボルトのところで割れており、ヘッドカバーにもフレームが当たった際に出来たと思われる亀裂が裏側まで達していて要交換であった。他もクラッチ/ピックアップコイル/ジェネレーターの各カバーには傷があるが、これは実害は無いだろう。その気ならカバー類は旧エンジンから移植すればコストはガスケット代のみである。

肝心の中身は、オイルパンとヘッドカバーを開けてみたが非常に綺麗でスラッジ等は全く無く、カムやチェーン等全く消耗は見受けられず、出てくるオイルも綺麗でオイル管理等も含めてきちんと整備されて使われていたようである。恐らく使用履歴も真実であろう。

外側は交換すれば簡単でコストも左程かからず済むが内側はそうはいかないので、きちんと起動すればこれは悪くない落札だったか。

とりあえずオイルパン/ガスケット(\7,025/640)のみ交換し、オイルを入れて長期保管出来るようにしておいた。ドレンボルトが無いのでオイルは後日。投入オイルは現状と同じくmotul300Vコンペ+NNL690である。 

作業を手伝って頂いたプロの手順は、ガスケットを丁寧にはがしスクレーパーで落し、オイルストンとオイルスプレーで研磨>脱脂して新品ガスケットをつけて装着
注意点として、油面センサーの移植とオイルパン側に残るドレンパイプのOリングを見落とさない事。あとはボルトにネジロックと対角線締め。トルクは10N

2005/02/06


オイルパン(部品名 ストレーナーカバー)を外したエンジン内部画像


ヘッドカバーを外す

追記 

ドレンボルトを取り付け、エンジンオイル+添加剤を規定量入れ、クランキングしてみた。ちなみにドレンボルトワッシャは汎用銅ワッシャ使用でコストダウンを計る。これで充分であるし。

エンジン右のカバーを500円硬貨で廻して外し、14mmソケット+ラチェっトで時計回りに廻す。結構重く、流石にオイルポンプを駆動出来そうに無い(笑)まあ、問題なく廻るので良しかな。あとはたまにクランキングする程度か。

2005/02/11