<EXUPの点検と調整、整備>

EXUPは、常時ワイヤーを介してモーターで駆動されているので、当然ワイヤーの伸びはあるし、、カーボンの付着によるトラブルは起こりやすい構造である。SMにはワイヤーの調整しか記載されていないが、定期的な整備も必要であろう。

必要工具 

グリス各種

必要ならカーボンリムーバー等の薬剤、オイルパン
金属研磨剤


穴用ブラシ等
8mmディープソケット/ラチェット/エクステンションバー
ピンポンチ等4mm程度の棒状のモノ
5mmヘキサレンチ
スパナ8mm、10mm

まず、EXUPバルブカバーを外す。8mm×3
ブラケット、ハウジングを外す。5mmヘキサ×3
プーリーを外す。8mm×1
これでバルブ本体が外せるので、付属部品を落とさないように外す。手前側の軸にはスプリングフック、ワッシャ―、カラー、の3点、奥側にはスペーサー、(一番奥にカラー、はずれてこないかも 手前のカラーと同じモノ)がある。

バルブ本体に付着したカーボンを落とす。専用薬剤を用いるか、研磨剤等で磨く
バルブ軸、カラー等も同様に磨いておく

エキパイ内部も、可能な部分はカーボンを落としておく事。可能なら車体から外し、サンエス カーボンリムーバー等の液剤に漬け込むと良いだろう。(ただし、時間は若干短めの方が安全らしい)サイレンサーを外して流し込むと、EXUPバルブ部から漏れてくる。

軸部、カラー等各部にグリスアップして組み付ける。グリスは高温に強いウレアグリス等が良いだろう。

プーリーまで組み付けたら、ピンポンチ等をエキパイの穴とバルブの切り欠き部をあわせて差し込んでとめておく。
タンクを持ち上げ、フレーム右側にあるEXUPケーブルのアジャスターを調整する。スパナ8mm、10mm
調節方法はカバーをずらし、ロックナットを緩め、普通は長くなるよう回す。遊びは最大で 1,5mmである。

調節したらロックナットを締め込み、カバーを元に戻す。

EXUPバルブカバーをつけ、終了。

2003/11/24