当方は、コントロール性に優れる所謂ラジポン、(セミ)ラジアルマウントのフロントブレーキマスターシリンダーを使い続けている。
バイク用ABSなど馬鹿製作器だと理解しているので、ABSが義務化装着されているJA55 CT125ハンターカブにも此方を優先するのだ。
ただ、デフォルトはΦ11mmの小径マスターなので、径が合うラジアルマスター自体が存在しないのだ。
で、手繰ってみると………小排気量縛り国である台湾ブランドのフランドー製ならΦ14mmのラジポンが存在する。
で、このフランドーってのはまあ、ブレンボのコピーブランドなのだω
完全コピーでもなく、本家が出していないΦ14mmラジポンも出しているし、キチンと消耗部品の設定もある。ただの粗悪模倣品レベルではなく、学は真似ぶを実践しているカンジもあり、評判も悪くない。
ので、オーダーした。半ば博打だが………
フランドー ラジアルブレーキマスターシリンダー Φ14 レバー220mm(¥16,280/)
フランドー製ラジポン 質感は悪くないし、キチンとレバー先にも切り込みヒューズあり
念のため、ショートレバー190mmもオーダーしておいたのだが、ショートにすると握りこんだ際に右スイッチボックスに干渉する。
右スイッチイボックスを薄型に変更等すれば取り付けは可能だとは思えるのだが、破綻も無いのでロングレバーで
ただ、ブレンボ同様に油圧ブレーキスイッチになっており、油圧が抜ける感触を嫌う者も多い。勿論当方もそうだ。
ので、サードパーティ製の機械接点式ブレーキスイッチ変換キットを組む
ACTIVE アクティブ : マスタースイッチキット(¥4,950/)
変換用のブレンボの純正部品の設定もあるらしいのだが、単に適合とコストの問題だ。フランドーも完全コピー品でも無いので、加工等必要になるらしい。
レバーに直接接触するようにブレーキスイッチを配してアルミ板をカットして取り付けるDIYも可能なのだが、調整幅も欲しいしこのACTIVE製をオーダー
延長ホース等
要ねじロックの理由は、ブレーキレバー下部に配置するアルミ製ベースプレートを締め込み過ぎるとブレーキレバーの動きが渋くなる為
ので、仮組みの後でネジロック塗布して程々に締結すること。
あと、ダイヤルアジャスター側に付ける金属プレートは、付属アルミカラー径が小さくて使えない為、テケトーなM8スペーサーをカラーと同じくらいの長さに切断して対応
ブレーキスイッチへの配線は、旗型端子カバーがぶ厚いのでニッパーで厚みをカットして対応
機械式ブレーキスイッチにコンバート
あと、ブレーキホースのとり回しを変えたりホース自体をオーダーし直さないのなら、延長ホースが必要。
DAYTONA デイトナ : ブレーキホース エクステンション100 P1.25 ブラック(¥4,323/)
構造上、まっすぐにしか出ないので方向調整が不能で非常に扱いに困る商品だω
場当たり対処ならまあやむを得ないのだが、フィッティングを確認して長さを合わせたゴムホースで組むのが良いとは思うが。
リザーバータンクカバーは百均加工品ω
リザーバータンクカバーは、百均で見かけた家具脚用キズ防止カバーを小加工で流用した。
操作感は、実に良好。元々CT125ハンターカブはブレーキ系は前後ディスクブレーキに、F2P/R1P片押しキャリパー、更に馬鹿製造器ABSと過剰気味に奢られている訳で。
更にラジポン化で更にコントロール性も向上して、半ばカブ系の域におさまらない機体になっているか………
2020/08/05
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