<ウラルでのウィンターライド及び年末年始付近ほかいどツーリングについて 弐>


最近はコレにハマっているというか、五年連続で年末年始にまとまった休暇を取ってウラルで北海道ウインターライドに参加している。

ウラルジャパン主催興行ウインターライドでは唯一の連続参加者なので、氷雪路での技量は兎も角、多少は経験知識も蓄積したと思われ
ので現時点で伝えられるコトを語ってみる。

>タイヤ  ハイデナウかケンダの4.00-19のマッド/スノータイヤが一番汎用性が高い。凍結路ならスパイクが食いつきに勝るがアスファルトだとキツい 当然スペアも含めて四本換えておくコト
トランポ積載はあまり現実的では無いし1WD機以外なら積極的にスパイクにする理由は無いと考える
タイヤチェーンは4.00-19だと装着不能 3.50-19等ならいけるか?チェーンも速度が出せないし着脱も煩雑

>ライト  今回からLEDヘッドライトはレンズの着氷着雪が溶けないのでハロゲン推奨となった 当方は レーシングギア ハロゲンバルブ 黄色 H4を選択
まあハロゲンにしては悪くない

>フォグランプ/リヤフォグ  視認性/被視認性向上の為あったほうが望ましい  リヤフォグ取り付けが煩雑なら 赤色LED誘導灯 をバインドして点滅モードにするのが一番手っ取り早い

>大型スクリーン  必須 無いと問題外にキツイと思われ

>ナックルバイザー/ハンドルカバー/グリップヒーター等 何らかは必要だが、当方のようにナックルバイザーのみでも一応何とかはなっている ハンドルカバーは耐寒性防風性等は優れるが操作性や自由度が下がる 事故時にも機体と心中必至 故に当方は忌避している
グリップヒーターのような熱源もあった方が良いが、当方は手首の負担が増えるのでゲルグリップを捨てる選択は無い
電熱グローブも信頼性が低いので非採用 今回初めて小型使い捨てカイロをペーパーウエスでくるんでグローブの中に入れたが…多少効果はあったか 低温やけどには注意



>スノーブーツ それっぽいのならどれでも行けるとは思うが、防水が下側のみなので濡れた時に乾かせるようにキッチンペーパー等持っておくと捗る  ※当方は紐が嫌いなので五年目で新調

>ゴーグル 今回採用のFXR電熱ゴーグルは高性能だが燃費が悪い バッテリーパックの予備は必要と思われる あと晴れるとサングラス必須 ミラー/スモークシールド等は落日後にキツいのでクリアー一択
※FXR電熱ゴーグルは非常に説明が分かりにくいが、「クリアーシールド」で「バッテリーパック付属品」を選択するコト

>始動不良対策 宿泊時には機体にカバーを ブルーシートでエンジンセルモーターを覆っておくだけでも充分 左右ハンドルスイッチには使い捨てレジ袋で覆って凍結対策を
エンジンオイルは標準の15w-50あたりから5w-40あたりの改質油(鉱物油ベースの精製油 インチキ化学合成油ω)まで落としておく
バッテリーを覆うのも効果はある エンジンブロックを暖めるのにお湯は能率効率が悪いのでOD缶ガスバーナーでシリンダー等をある程度炙る あと、低温の影響を受けないキャパシタ式ジャンプスターターの使用で問題なく始動可能 自己だけで始動可能なのでバーナーとキャパシタ式ジャンプスターターの二つはマストアイテム
※CB缶は低温だと極端に性能低下する為、OD缶バーナー推奨

リチウムイオンバッテリ―式空気入れは低温だとキツい場合も多いので、ツインシリンダー足踏み式空気入れを携行している方も居られた。

件の側車側ドライブシャフト取り付けボルト(10mm×2)は低温と振動で緩みやすい 定期的に増し締めするか、特工使って穴開けてワイヤリングするか、ネジロックで茶を濁すかはしておくべき ちなみにばね座金には緩み留め機能は無い

画像 件のボルト

スノーショベル/スタックヘルパー ハマったとき自力なら除雪が必須なのでショベルは絶対に必要 一丁モノでなくても折り畳み式でもあるだけ相当マシ バックギアのあるウラル等でなければタイヤの下に敷くスタックヘルパーは無用か 作業用に軍手等もあると捗る

水筒 サーモスの山専用ボトル500/900oの二本で無くなるような事は皆無だった 

ガソリンスタンド  年末年始で営業自体も怪しいし営業時間も早じまい気味 毎日必ず宿チェックイン前には給油して満タンにしておくコト 結露による水分混入も減らせる 独立系の胡散臭いガソリンスタンドしか営業していない事も多い そういう所で給油するなら最初から水分混入している前提で水抜き材を多めに携行しておくコト フューエル1で水抜きプラスエンジン内洗浄でカツを入れる手もアリ

取りあえずこんなところか…




2023/01/07

追記  前出FXR 電熱ゴーグルだが、 クリア一択なのに変更は無いが、バッテリーパックは付属しない方を買った方が吉
このバッテリーパックはΦ3.5ジャックの規格品で、コ●ネや中華電熱グローブと互換性がある。

ので、中華電熱グローブのバッテリーパックをオーダーするのが吉 同レベルの製品だし低コストで二個あるし、一回り大型サイズでも何とかポケット収納可能。

大型バッテリーパック 二個(※アリババ)/コンセント〜USB式インジケーター付き二又充電器





USB単体なら走行中に予備バッテリーへの充電も可能 セーフティ無しのΦ3.5ピンジャック充電ケーブルを予備に買っておいた

2023/07/05