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元同僚/同業のオーダー。 
本田 MC43/CB250Fのフロントウインカーポジションを殺して欲しい、と。
  
アタシは本田は嫌いだw 
消費電力の無駄でもあるし、片方がバルブ切れのトキに転回しようとしていると誤認されるリスクもあるのでウインカーポジションなぞ害の方が益より大きいと判断するので。
  
ま、その仁は夜間にステルスしたいとかいう狂人レベルなのだがw
  
それは兎も角、、、、、、、、 
ホーネット250やCB400SF等古い機体なら、ヘッドライトケース内のフロントウインカーに出ている三本の線のウチ、マイナス線とウインカーのプラス線を残して常時点灯ポジション用のプラスの線をギボシから抜けば終了なのだが、どうやらこの機体はプラスとマイナスの二本しか線が出ていなくて、9極カプラーでコネクトされている大型ウインカーリレーで小細工している奇矯な構造である。
  
同じ本田でも、CB1300/400SF/REV O等の二極ウインカーリレーなら、デイトナ製のLED対応汎用ウインカーリレーを使えば専用ハーネスを使わないとウインカーポジションは機能しないので「そういう対策」も打てたのだが、MC41/CBR250とほぼ同一の機体構造のMC43/CB250Fはそれも叶わない。
  
一応実験の為に、XJ6Sに付いている汎用二極LEDウインカーリレーを外し、9極カプラーのマイナス線(黒)、信号線(灰)と繋いでみたが機能せず。
MC41/CBR250のサービスマニュアルによると、緑は記載なしw、水白が右前、水色が右後、橙白が左前、橙が左後である。
  
リレー側端子から見ると、 
       黒/緑/灰 
 爪  水白/無/橙 
       橙白/水/無
  
ハーネス/端子側だとこの配列の鏡像である。
  
で、右前、左前の各端子をカプラーから抜き、それぞれ右後、左後のハーネスに割り込ませればウインカーは機能する。 
もちろん抵抗が減るのでハイフラになってしまうので、ハイフラ用抵抗を左右に入れて対策の必要がある。21w球なのでだいたい6Ωが許容範囲のようだ。コレを取り付けて完了である。
  
ついでにウインカーをLED化するのならいい値段のするPOSH製のMC41/CBR250用LED対応ウインカーリレーをオーダーすれば抵抗は不要だが、抵抗だけならいっこ¥500レベルなので、今回は当人の意向で低コストを選択。
  
と、此処で想定外w 
リヤのウインカーハーネスに抵抗を割り込ませても、ハイフラは変化せず。試しに電球を抜いても点滅速度は変化せず。
  
回路図を見ても当方には判明しないとは思うが、推測だが、、、、、奇矯な純正リレーは回路の抵抗値が本来から一定以上異なる場合、抵抗の変化に関わらず一定速度でハイフラになるように制御している、、、のかもしれない。
  兎も角、件のPOSH製ワイドワットウインカーポジションリレー(¥9,936/7,679) 
を調達し、組み付けることで何とか対策。LED対応のワイドワットウインカーリレーは、「抵抗値に関わりなく一定回数の点灯をする」構造なので、この無理矢理リヤのハーネスに割り込んで前後点灯させるシステムなら、リレーの方で標準点灯回数に合わせてくれるのだ。尤も、理屈はそうであるが実際に機能するまでは博打だったがw
  
POSH製リレーはMC41/CBR250R用でMC43/CB250Fにも対応、との記載は何処にも無いのだが、、、、、POSHのLEDウインカーとリレー込みのセットの品番が共通だったので適合は担保。 
件の「緑線」はCBR250Rには無いのだが、POSHのリレーにはアース線が設定されており緑線がカプラーには無いので間違いなくアース線だ。110端子があれば、ギボシ接続ではなく9ピンカプラー内に突っ込んでも良いのだが、後のコトも考えてそのままギボシ接続にしておいた。
  
MC43/CB250Fのウインカーリレーは機体左前のフレーム左、シュラウド内。 
端子抜きがあればカプラーから端子が抜ける。先の細い精密ドライバーでも何とか出来なくはないと思うが。 
割り込み等にはエレクトロタップなんぞは使わずキチンとスプライス/カシメ圧着で確実な作業を。
  
あと、LED対応リレーに換装するとウインカー球切れでもハイフラにならないのでその点には留意のコト。
  
2015/01/20
  
  
POSH製リレーに換装
  
  
アース線はレクティファイヤ/レギュレター取り付けボルトへ
  
 
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