<タイヤの手組み交換について>



当方の知人の、某零細バイク便社長wのタイヤ換装作業を見ていて思うことがあったので、少々書き連ねてみる。

確かに、チューブレスタイヤでもビードブレーカーなど無くてもタイヤレバーでビードを落とすコトは可能だが、、、、、、、
小径であろうが相手はゴムとワイヤーの化け物wチッとでも作業を楽に、能率効率よく進める為にはやはり段取り八兵衛、いや、八分。

せめて、シリコンスプレーやメタルラバー等でホイールとタイヤ勘合部の潤滑を良くしておかないと、簡単にはビードが落ちなくて非常に面倒なので、積極的に使用すべき。ここには低コストなシリコンスプレーが最適だ。

今回は、おまる(1〜3種原付スクーターw)の12〜14インチ小径ホイールだった為か、それでもなかなか落ちなくて、、、、たまたま転がっていたデカイBクランプ(シャコ万)を使って何とかビードを落とした。

で、次はタイヤの組み付け。勿論ホイールとタイヤビード勘合部にはこれでもか!って位ビードクリームを塗布するべき。
17インチ級なら、道具無しでもビード外側は嵌められる位。

で、タイヤレバー2、3本使って反対側のビード勘合部を嵌めて組み上げていくのだが、、、、またここでもハマるw
所詮アタシも門前の小僧ではあるが、「システム」は理解している。

結論から言うと、ホイールは「タイヤを嵌める為に、接地面側内部が凹字というか、凹んだアーチ構造になっている」

要は、タイヤの片側の弧をこの凹みに落とし込まないと、反対の弧を組み上げる余裕が作れないのだ。コレは機械でのタイヤチェンジャーだろうが手組みだろうが同じ事。

案の定、ハマっている位置反対の弧のビードが落ちていない。作業箇所が表側の上方なので、反対の弧である裏側の下方のビードが上がってしまっていた。
コレを、キチンと凹みに落とし込めばあっさり組み上げて終了した。
ビードが上がってしまわないようにするには、大きめのゴムハンマーを床(養生は必要)/ホイール裏側下方に噛ましておくのが有効。有りものを使うのが実に都合が良いし、タイヤ換装にはゴムハンマーが最適。ホイールに損害を出さずに叩けるからね。

最後に、シガーソケット式コンプレッサーwではビードが上がらず、結局タイヤ屋のコンプレッサーを利用してビードを上げて戴いた。
ここは共用ガレージで騒音問題があるので自前のコンプレッサーを使えないし、CRC5-56等スプレー爆圧式ビード上げも論外w

ま、理想は独立屋内ガレージやビードブレーカーにタイヤチェンジャー、充分な吐出量を持つコンプレッサー等お道具を揃えておけばよいのだが、、、、
無いうちは今有るモノを利用せざるを得ない。アタシは極力揃える方向で行動したがw

2014/10/13