<ベアリングを特殊工具無しで抜く>

コレは、、、バイク便の元同僚が、部品取り車として放置されていたRホイールのベアリングを換えようとして、打撃では外れないのでやっていた技だ。

Rホイールなら、ハブ側の方が構造的に広がりやすいので、そちらを対策するのが良い。
市販のガスバーナーを用意し、ひたすらベアリング周辺を炙る。充分に加熱すると膨張率の違いでホイール側(普通アルミの鋳造)の方がベアリング(鋼鉄)より広がるので、ドライバー程度で簡単に持ち上がるほどになっている。

ただ、かなりの高温になるので、ホイールやベアリングを触れる際は要注意だし、タイヤが心配なら濡れ雑巾をスポーク全てに掛ける等の保護が必要だろう。

一応、逆の手として、交換する新品のベアリングを冷凍庫で数日冷やしておけば、落とし込むだけでOKで、あとは常温でも勝手に膨張して収まるので叩き込む工具は必要ない。

ただ、、、叩き込む方は、専用のベアリングインストーラーが無くても、ソケットで充分代用は利くし、然程の手間でもないので使う事も無いだろう。
同様に、フレーム側を加熱膨張させてもOKだが、養生はしっかりしておくこと。

当方自身も、これらの技は使った事が無い。というか、使う気にならないのだ。
緊急回避等の際には使うかもしれないが、平常時には使わない。
まあ、、、人それぞれなので、使いたくなる事もあるかもしれないと思うので記載しておく。無駄知識としても、ね。

2008/10/06