クラッチワイヤーが切れたり、ワイヤー式/油圧式でクラッチレバーが折れたりしてクラッチワーク不能でも、走行は可能ではある。(レバーならバイスグリップやレンチ等代用レバー等の手もあるが) 自宅やバイクショップやストックパーツのある策源まで走行するとして、、、 始動は1速か2速に入れてセルで押し出す。エンジンがかかるまではセルを押し続ける。コレで充分前に進んでエンジンも始動する。(自動車なら、マニュアル車なら踏切等での 緊急脱出に使える) エンジンがかかったら、回転数を合わせてクラッチワーク無しで変速する。高いギアに入れるなら回転数差を合わせる為に回転数を上げる。低いギアなら逆。 あとは、なるべく無理せず事故らないように走行する。停車するときは無理せずエンジンを切って再度やり直しの方が良い。 問題は、、、セル始動時のバッテリー負荷がきついので、何度も停止/始動するとバッテリーが上がりかねないことだが、、、、 別に救援依頼が恥、という訳ではないのだ。単に時間とコストの問題。あとはチャレンジ精神ってとこか。道路状況や自分の技量、機体の扱いやすさ等を充分に加味して判断するように。 CEOは同じ轍を踏むのが嫌いなのだ。 TDM850の時代に、阪神大震災のひどい渋滞時にクラッチワイヤーが切れて、通りががったバイク屋(YSP)にもストックが無く、バイクを放棄(カバーとロックはした)して家族に救援を依頼し、家族到着/部品到着まで結構かかった経験があるので、常にクラッチワイヤーはストックを持っているし、ワイヤーの潤滑も怠らないのだ。 それ以来いきなり切れたのは本当に久しぶりで、こういう芸はやった事など無かったのだが。 ま、知識として知っておくと使うこともあるだろう。 本当は切れないように整備しておく方が賢いのだ。 2008/05/15
追記 掲示板で教わったのだが、バッテリー残量が不安な場合等は、一度始動後はニュートラルに戻して停車し、発進の際は人力で押してある程度加速し、飛び乗ってシフトすれば良い、、、らしい。 たしかにこれなら一度でもエンジンが掛かればOKである。問題は体力的な部分と、飛び乗る際に副業時のように箱付だと左に半身で乗ってシフトして、それから加速して足を上手く抜くように跨るしかなさそうなのだが。 まあ、緊急時で選択肢が無いなら何だってやるしかないのだ。 2008/06/01