バイクの整備では、普通のラチェットだと狭すぎて、首振りの空間すら確保出来ないようなトコロも存在する。そういうトコロで威力を発揮するのがコレだ。
ストレート ツイストラチェット(\2,980/)
コレは、柄を「廻す」とヘッドが回転する構造のラチェットだ。
しかも、左右どちらに廻してもヘッドは一方向に回転するし、フツウに首振りのラチェッティングも可能。
但し、逆転させたい場合は一度ソケット等を外して差込み角を押して裏に出し、繋ぎ直さなくてはならない。あと、非分解構造で修理不能、耐トルク性には要注意である。(MAX200Nm)
具体的には、並列2〜4気筒の機体のプラグ換装作業やカウル付機体のFフォークO/H等でのトップブリッジのブラケット等、障害物が多くてラチェッティングが極度に難しいトコロでは絶大な効果を発揮する。
とはいえ、差し込みからソケット等が抜き難かったり、正逆転の切替が煩雑だったりでラチェットとしての汎用性は低い。コストも相応であるので使い所を選ぶ製品だ。
プロクソン ロータリーラチェット (1/4・3/8)
こういうのもある事はあるのだが、尾部にラチェットを連結して早回しとかの拡張性は兎も角として、普通の作業では比較的低コストのストレート製で充分だろう。
ツイストラチェット ------------------ B+ あると狭い部位での作業能率が格段に上がるので、余裕があるのなら揃えておきたい。
2010/09/26
使用例 FZ-6 SHG 等、プラグが奥まっていて作業し難い場合でもだいぶ楽に
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