<オイル給油懐炉>

昨年の冬季シーズン前に購入したジッポー携行懐炉であるが、昨年は事故で冬季の稼動が無く、今年が初めての通期使用であった。で、割と有効なので紹介しておく。

まあ、、ジッポーブランドの商品ではあるが、CEO自身ノンスモーカー(と、いうかヤニを徹底的に嫌悪している)なのでライターに全く興味も必要性も感じないのでブランド性も意味を成していないうえ、ハクキン懐炉のOEM品であるので購入するのならハクキン懐炉で充分である。

で、使い方としては毎回ライターオイルや懐炉用ベンゼンを注油して、触媒を反応温度の130度まで加熱する必要がある。
加熱するのは燃焼ではなく白金触媒を反応させる為で、ジッポーのマニュアルには記載は無いがライター等で点火する際は、本体を逆さまにして下からあぶったりしないで、触媒の上に火を近づけるので充分である。あぶると煤が触媒を傷めるので口金の交換寿命が早くなる。

で、オイルの量で持続時間が変わるので無駄も無く、ベンゼンのボトル1本で1シーズン位余裕で持つ。(ライターオイルの方が匂い等は少ないが高コスト)口金だけは劣化するので年1回程度は購入したほうが良いが、半永久的に使用可能だ。

CEOは元々衣類での防寒を最優先にしており、懐炉の類を一切使っていなかったのだが、是を仕込んでおくと地味に暖かくて良い感じである。現在はジャケットの下に着ているゴアウインドストッパーの胸ポケットに入れて使用している。
腹に入れると体に接触していない時間が長い上接触させるのも面倒なので、胸部に入れて心臓を暖めて熱を血液に乗せて循環させた方が良いと思ったのと、妄想劇場的には心臓部の防御力向上という側面もある。(撃たれて死ぬより事故死の方が比較にならない高確率だが 笑)

まあ、、、使い捨てカイロの利便性もわからなくもないのだが、個人的にあまり好みでは無いし、こちらの方が性に合っているという所か。
間違ってもエコロジーとか地球にやさしく云々とか妄言を言うつもりは無い。
(それを言うなら人類を絶滅させたくなるからな、、)

コスト/効果的には、、、使い捨てカイロを複数使用するよりは良いと思う。

オススメレベル    B      ----手間さえ感じなければ有効


ジッポーカイロ ロゴにコストを払う必要は無いが

2008/03/06

追記 1
ZIPPO製とハクキン製火口の差異について

最近情報を得たのだが、ハクキン燃料懐炉のロゴ違いの単なるOEM品だとばかり考えていたCEO使用のZIPPO製燃料懐炉だが、、、

シェル構造や内綿等は性能にほぼ影響は無いものの、「換火口」だけはZIPPO製とオリジナルのハクキン/PEACOCK製とでは「品質が決定的に異なる」のだ。

ぶっちゃけ粗悪品のZIPPO製は、ガラス繊維の上に薄い触媒の層があるだけ。ハクキン製は、火口の繊維層全てが触媒である。

故に前者は不良率も高いとの噂もあるし、消耗も比較的早かったりで耐久性も低く、信頼性面でも不意に発熱が止まったりのトラブルもありえる。実際CEO自身も経験がある。

バイクに騎乗しているだけならサホドの事では無いかも知れないがが、山屋等ならトラブルが命に関わる場合もあるので、信頼性の高いハクキン製火口を選択する事を強力に推奨する。

店頭では本体も換火口もZIPPO製の方が入手しやすいのだが、Amazon等ネットでなら充分に入手可能だし換火口だけならコスト的な差異は殆ど無いか、ハクキンの方が安い。

同様に、ベンゼンもネットでなら容易に入手可能なので、本体だけは安価なZIPPO製を購入し(但しハクキン/PEACOCK 3R換火口 と互換性の無いモデルは選択しないこと)、ハクキン「換火口」を複数とベンゼンボトルも複数購入しておくのがベストだろう。

2011/12/10



3R換火口  左 ZIPPO   右 ハクキン/PEACOCK   



追記 2   計量/注入ギミック

オリジナルのハクキンカイロは、どうやら新バージョンになって少々値上がりしたようだ。(定価¥3,780)

だが、ハクキン製の方には、ベンゼン計量/注入用の便利なギミックが同梱されている事を知り、ハクキンカイロを二個購入した知人にギミックだけ譲ってもらった。



ハクキン 計量/注入ギミック

画像の様に本体の上に載せて、ベンゼンを注ぎ、90度捻ればそのまま注入されるスグレモノだ。

ZIPPO製には計量注入用の小さい急須のようなモノが付属するのだが、どう考えてもハクキン製の方が数段上だ。
ZIPPOロゴに銭を抜かれるくらいなら、素直にハクキンカイロの方を購入する事を推奨する。

ちなみにハクキンカイロ(株)は大阪市西区にある本当に小さいビルが本社である。

まんま只の中小企業だが、分限を弁えて世界に通用する製品を作り続ける見事な会社だ。
株式会社だが「もちろん非上場」で、会社を乗っ取られたり余計な人間に口出しされるコトもまず無いだろう。

2014/12/15