<ゴアテックス使用防水ブーツ>

装備の防水性の中でも足元に付いては一番最後に回されやすいが、個人的には一番重要な気がしてならない。

勿論、防水性がいくら優れていても、全く通気性が無いと蒸れるので逆効果のことも多い。郵便局等で支給されている(現在もかは不明)ゴムで完璧にコートされたカッパは外からも内側からも全く水を通さないので滅茶苦茶蒸れて大変である。

で、以前はブーツカバーや買い物袋を靴につけたりとかしていたが、効果もイマイチだし、全く歩くことを考慮していないのですぐにダメになるし、すべりやすかったりで非常に使いにくい。

結局、コストは非常に高いが防水のブーツ、それもゴアテックス使用の通気性のあるブーツが一番良いと思う。大雨でも足元が濡れないのは感動ものだし、濡れて体温とスタミナが奪われたりでは疲労感も気分も全く違ってくる。こういうことは安全性にも繋がってくるので殊更重要だと思う。

通気性が無いものは、乾かしているときにもその差は歴然である。この季節だと通気性が無いCEOが使っているショートブーツなどは1週間経ってもなかなか乾かない、、、。

気をつけなければならないのは、きっちり足形に合ったブーツを選択することである。インナーのゴアテックス地が破れると意味が無くなるのでサイズや形は確実に合わせておこう。ブーツの補修はほぼ無理だし。

CEOのお気に入りはアルパインスターズのゴアテックスツーリングブーツである。甲が幅広でフィット感も良く履きやすいし、ちゃんと28.0以上のサイズもある(苦笑)

ただ、代理店が国内に全てのシリーズを入れていない(HPを見れば判る)ので購入しようと思っても無いことも多いし、取り寄せてもらおうとしても入荷も全く目処が無いとか言われるので難儀である。あるのを確認したらタイミングを逃さず購入しておくのも良いだろう。

しかし、、、、いいブーツはコストが高い!とはいえ中途半端な値段のものは経験的に費用対効果が低く、最高級を選択した方がマシだとCEOは思っている。ジャケットの次くらいに高いうえに消耗の度合いも大きいのでツーリング時にはロングブーツ、平常時にはショートブーツと使い分けて、きっちり手入れして少しでも長持ちさせようと思う。ショートブーツの良い製品を購入するのが今のCEOの課題である。(アルパインスターズにはそのような商品が無い、、)

2004/01/03

補記

ブーツのインナーを破らないように、足の爪はきちんと切っておくように(笑)

2004/01/08

追記 ショートブーツ

常時使用のショートブーツが消耗が酷く、非常に不快であったのでついに買い替えることにした。

クシタニ K−4511Z 
撥水加工KWPレザー+ゴアテックスインナーの豪華な二重構造で、履き心地が良く、靴底の肉厚も充分で歩き具合も良好。防水性能も満足できるもので、これはお勧めできる。
問題はお決まりのコスト高 (定価約3万円 10%offで購入)であるが、、、非常に良い商品が安い!というようなうまい話はそうは無い。逆は多いが(笑) それを考えれば対価として妥当以上ではないだろうか?
後は耐久性だが、、、、それはまた報告することになるだろう。

2004/12/20

オススメレベル   S-    ---消耗品であることで減点はあるが性能は文句なし

追記 2 経過報告

現在までの使用報告だが、厳冬期に重ねて靴下を履くとつま先がやや窮屈なのと、つま先等の擦れ易いところの一層目の薄皮が剥がれるとか、甲の部分のマジックテープが甘くなってきた以外は非常に優秀である。
きちんと雨具をつけて上からの浸水を防げばまったく浸水しない。はっきりいって是があればわざわざロングブーツを使う気にならない。ロングブーツでは気軽に歩けないし防御は本田のレッグガードがあるしな、、、

個人差もあるのだろうが、靴型は甲とつま先が広いアルパインスターのほうがCEOには合っていると思う。このあたりを修正してくれればほぼ完璧な逸品と言えるだろう!

2005/05/01

追記 3 経過報告 2

ほぼ毎日の使用ではやはり消耗が激しいようで、最近は右が少し防水が破れたようで浸水がある。まあそれでも普通の防水なしに比べると非常にマシである。ので古い方は好天用に使用し、もう一足購入した方を雨天用に使う事にした。これなら使い減りも抑えられると思うので良いだろう。

頻繁に購入するには正直キツイのだが、一度味わってしまった快適性は手放す事が出来ない、、、。せめて大事に使って長持ちさせるように心がけよう。
勿論、常人が週末毎等に使う分にはこれほど早く消耗することは無いと思うのだが、、、。

2005/08/21

追記 4 初期不良?の対応

先日、事故後に購入(事故時のは損傷廃棄、事故時の雨天用を晴天用に、新規購入を雨天用)したK‐4513Zが、数回しか使用していないにも関らず浸水してくるのだが、ネット(ラフアンドロードオンラインショップ)で購入したのもあってどうしたものかと思ったが、、、
メールでクシタニに問い合わせてみた所、テストして浸水が確認されれば代替品を送るので現物を送付して欲しいとの事。

流石にマシなメーカーは物分りが良く対応も良心的で助かる。買ったトコロや日時、領収等細かいことは一切問われなかった。クレーム等ではネットも不便な点が多い(送料等)ので、店頭購入の方も良い点も多いか。

ただ、、、キチンと対応してくれるのは良いのだが、検査等で二週間ほどかかるようだ。梅雨時なので早く送ってきて欲しい物だ、、、

2007/06/10

追記 5  2010/04 時点の報告

クシタニ製は、、、、長らく商品化が頓挫していたK-4514Z(\39,900/)が6月にも発売されるので、高機能高コストを許容可能ならばコレを選択するのが良いだろう。

何といってもKWPレザー自体の防水性能も期待できるので、ゴアテックスライナーが消耗して破れても簡易防水品として使用可能。

更に、ビブラム社製ソールは他社製とは別格の高機能である。

欠点を探しておくと、K-4513Zの中敷きはGW/KOMINEと比較しても最低の品な事か。K-4514Zで変更になっている事を祈ろう。

GW製は、、、、'09で\29,000>¥39,000と価格が大幅に上昇したが、中身はほぼ変わっていないという残念な製品。

コレを買うのなら同価格帯の高機能クシタニ製を選んだ方が遥かにマシである。
若しくは圧倒的な低コストで同程度と思われる性能のKOMINE製のどちらか。GW製を選ぶ積極的な理由は無い。

救いが無いので良い点を挙げておくと、、、中敷きはメッシュのクッション素材で3社の中では一番出来が良い。

今年度からブランニューのゴアテックスブーツ/シューズを低コストで投入したKOMINEだが、、、
防水以外の機能は標準的で、防水能力の低下や消耗等は同レベルと考えるのならば、定価で半値付近(\19,425/)で圧倒的にコストが低い。更にそこから値引きなので更にリーズナブルだ。

信頼性云々を要求しないのならば、値引きの渋いクシタニ製を購入するより、こっちを3足購入した方が良いと思う。

あと、KOMINEは製品サイズの展開幅が広い(23.0〜30.0)ので、28.0より大きい方にはありがたいだろう。

欠点を挙げておくと、、、、中敷きがぶ厚いクッション素材製で、CEOは足にタイト感があった。
皮が馴染んでくると若干は改善されるとは思うのだが、薄い中敷き(CEOはGW製にスワップ)に換えた方が早いだろう。

足が窮屈だと疲労/違和感が大きいのだ! 馴染んできてからとか、くたびれてきてから厚い中敷きに戻すのは良いかもしれないが。

さて、本当に「良い商品が安い!」のか? 被験者は多いので経過等は報告する予定。

2010/04/03

追記 6  KOMINE製GTXブーツの消耗

えらく低コストなGTXブーツの KOMINE BK-062 ヴェスビオ (\19,425/)だが、、、、
CEOの廻りの人間(バイク便)の実験結果から記載しておくと、、、、毎日常用レベルだと約100日。CEO自身はつい最近まで雨天時のみの使用で約一年半。他の人間も軒並み1年前後で防水が破れているようだ。

まあ、このコストでこのレベルなら及第点と言って良いだろう。ただ、靴底がアレでグリップ力が比較的低く、高機能ビブラム製ソール等に慣れていると注意は必要ではある。(防水が破れてからの常用ブーツにするのを躊躇させる)

BK-065のようなビブラム社ソール採用の紐GTXブーツもラインナップに入っているので、標準GTXブーツにもビブラム社ソールが採用される可能性も大であると思われ。今後に期待したいところだ。

2011/09/23

追記 7 クシタニ製GTXブーツ K-4514Z 

本日、クシタニ製GTXブーツ K-4514Z(\39,900/33,915)を調達した。

クシタニもブランド/品質を維持する為に中国製から日本製に戻した訳だが、、、、、
GTXブーツでは無理と思われていたGTXライナーの補修まで可能になっているので、コスト次第ではあるだろうがまだアウターが持ちそうなら補修してもらうのも良いのかもしれない。

あと、残念ながら中敷は最低レベルの品質だった。(CEOはGW製予備とスワップ)

当分は降雨用に使用するが、経過は報告していく予定。

2011/11/12

追記 8 クシタニ製GTXブーツ K-4514Zの初期不良問題の顛末

件のK-4514Zだが、5回程度の使用で浸水してきた。
ので初期不良での対応をラフ&ロード(オンラインショップ)に御願いし、02/18に着払いでクシタニに送ってチェック。

で、先日クシタニが代替「新品」を送ってきたのだが、、、、、、
定番の通過儀礼として浸水チェックと初期馴染み用にミンクオイル塗布を行おうとしたら、両足ともに浸水が確認された。

事此処に及んでは、自身かなりの信を置いていた「クシタニ」というブランドに対しての評価は完全に失われた。
再度事の顛末をラフ&ロードに報告し、代金の返金要請を出してみた。

翌日担当者と電話でやり取りをしたが、、、、終始低姿勢で返金には応じるとの事。
当方も、返金以上の何物も求める気は皆無。だが、クシタニ側に再度の機会を与える気も皆無。

その旨伝えて、ブーツとカタログ、当方の口上のプリントをクシタニに送っておいた。
後は返金を確認してこの話は終了。

推測すると、K-4511Z>K-4513Zのモデルチェンジによる品質悪化〜廃盤と、K-4514Z商品化の長期に渡る頓挫と、ようやっと出てきた品のこの低品質ぶりを見るに、、、
生産ラインの海外移管による品質低下が起こり、国内生産に戻したものの品質維持や技術継承には失敗している、としか、、、、、、

個別でポイントを上げても、K-4514Zはつま先が細い靴型になり窮屈であるし、先にも記載したが中敷は最低品質レベル。
KWPレザーの使用とビブラム社製ソールである点以外アドバンテージは無い上に、品質に大いに疑問符が付く。コレでは低コストではあるが比較的頑張っているKOMINE製でも選択した方が遥かにマシである。

まあ、各人好きに判断すれば良いとは思うが、CEO的には「クシタニ」は見限った。それだけ。
今後、危機感を持って再構築して積み重ね始めてくれることを願っておく。

2012/03/14

追記 9  KOMINE製 新型GTXブーツ

2013年春モデルで発売予定だったKOMINE製 新型GTXブーツの一群が、半年遅れの秋冬モデルで製品化された。
それでも多少は遅れていたので、クシタニK-4514Zにような製品化の頓挫や失敗作の出現を大いに懸念していたのだが、人柱役を買って出て発売開始即オーダーを掛けて本日受け取り。

コスト的には BK-070 GTXショートブーツ グランデ 定価¥24,150

で、前作より多少コストは上昇しているのだが待望のビブラムソール化でもあるし、他のGTXブーツにロクなのが無いということもあって充分に費用対効果も高く、悪くない選択だと思われる。
チェックとお決まりの防水テストを行ったが、、、、全く問題なし。初期馴染み用にミンクオイルを引いて終了。
当方の経験では、二回しか購入していないアルパインスター等のGTXブーツ以外では、ゴールドウィン製もクシタニ製も防水チェックでの浸水>返品交換はあったが、コミネ製ではGTXブーツの初期浸水だけは全く無い。

中敷は前作BK-062からの変更もないと思われ。コストダウンでもあるだろうが、(余計な)靴型の変更が無いので前作使用者なら安心し使用できる。
分厚くクッション性は良好だが、通気性は皆無で夏季の使用には蒸れて厳しいので、通気性の良い中敷への変更を推奨する。

当方は、GW製ブーツから流用した通気性の良い中敷だけを継続使用しており、冬季は地味に暖かいGW製 光電子MXPの中敷を購入/使用している。

ブーツの機能的には、靴底がグリップ力等で定評のあるビブラム社製ソールに変更になった点と、足首絞りの調整用に内側のベルクロ/ファスナー部とは別に外側にも調整用ベルクロが装備された程度で、実に無難に纏めてあると思われ。

後は信頼性耐久性だが、さほどの不安は感じていないがまた報告する。

2013/11/02