<ビレットレバー>

出先でレバーを折ったりすると、応急修理や予備のレバーが必要になったりする事にならざるを得ないのだが、この、アントライオン製ビレットレバーは、粘性アルミを用いており、普通は一度で折れることは無く、曲がるだけである。意図的にレバーの先のほうに切り込みが入れてあり、そこから曲がるので操作不能にもならない。そして、、、バーナーで熱を加えて万力やクランプで修正が可能なのである。
遠距離や長期のツーリングの際でも、安心して立ちゴケできる(笑)ので、非常に有難い商品である。レバーとしての使いやすさや、外観も良いのでお勧めである。難点はコスト(ブレーキ/クラッチ共 \7000程度)であるが、折れない安心感や修正出来ること、使いやすさ等 を考えれば妥当だとは思う。
ただ、TDM900のノーマルマスターにビレットレバーをつけると、若干ショートレバーになってしまう。CEOは気にならないが、気に入らないのなら外品のマスターシリンダーに換装した上で更にこれに換えるかするしかないのだが、、、

2003/10/18

オススメレベル   B+    ---使用頻度や用途、転倒リスク等による

追記   修正実例

昨日の転倒によって曲がった6SHGのビレットレバー(このマスターは'07〜YZF‐R1用純正セミラジアル)を修正したので画像と共にアップしておく。



このように、意図的に弱くしてある切り欠き部から先が曲がる構造なので操作不能になることは殆ど無い。

万力が無いとか手を抜きたいのなら取り付けたままでバーナーで炙っても良いのだが、、、、、万力があるのなら使うに越したことは無い。
その際でも濡れ雑巾をレバーの根元に掛けておく等の対策をしておくこと。

養生した万力で掴んで、バーナーで炙り、布等で養生してメガネレンチ等で曲げ直せばOK。CEOは今回クニペックスのプライヤーレンチで掴んで曲げてみた。


修正後

勿論、傷が入ったり削れてしまった部分等は再生不能である。ヤスリで均しておくこと。

2000番台アルミのビレットレバーは何度でも修正可能。純正レバーでも少々の曲がりの修正程度なら同様の手で可能ではある。

2011/12/17