<純正 GEN2 EFIスロットルボディキット>



ウィンターライドでファイナルギアケース〜側車ドライブシャフト間のユニバーサルジョイントがボルト抜けで脱落し、金属ピンが一本脱落して云々で門真にドック入りした際、良い機会なので現行ケーヒンFI機と同等品に換装するメーカー純正 GEN2 EFIスロットルボディキットをオーダーした。

キャブ>FIに変更の際に採用された無名ERECTROJET社製インジェクターは、トラブルも多く非常に信頼性が低い。
当方も一度インジェクター片側を交換しているし、2019ウインターライドでも落伍機も出ており、コメリカ本国ではこのGEN2=第二世代へのアップグレードキャンペーンにキットから幾許かの割引も行っている………

ぶっちゃけ欠陥品レベルなので、可能ならばGEN2に換装しろ!と認めているようなモンだ。
旧型は昆虫レベルの脳を持たないはしご状神経系で、新型は神経系を束ねることで独立した脳(センターCPUユニット)を持つに至った脊椎動物なのだ。烏賊みたく神経系は束ねたが胃袋の周りに脳があって、食った魚が大きすぎて骨が脳に刺さって死亡…のようなトンチキ状態にならなくて良かったぜω

ただ、部品代+工賃で30マソ近くするので流石に二の足を踏むオーナーも多いとは思うのだが、当方はウィンターライド参加に多大な情熱を注ぐような自称変態コンテスト参加者でもあるし、他に騎乗不能故くたばるまで乗り換える気は微塵も無い為、換装作業を依頼した。

換装作業自体は、ウラル販売門真の出店たる、ウラル北海道での作業となった。北海道では旗艦であるK田氏が2019ウィンターライドでリタイヤしたこともあって、先駆けとしてGEN2換装を行っており、実際の換装による効果を目前で見たのもあるだろうし、ほかいど組はトラブルが想定される厳寒雪害環境の為、皆積極的にGEN2換装しているようだ。勿論、K田氏以下が換装作業に熟練して来ているのもあるとは思うのだが。

で、一応当方にもサービスキャンペーン価格が適応されたのか、直接ウラルジャパンへ部品代十八万チョイを振り込むコトに。※工賃は5マソ弱

二度と使うことの無いERECTROJET社製インジェクターと旧メインハーネスは、盟約によって門真に譲渡。
経済的な都合等でGEN2換装しない機体もいるだろうし、当然起こりうるインジェクタートラブルの際に死者の靴で良ければ使って呉れ、ってな。 

電装系が一新されたため、艤装はやり直さなければならない。サイドカバー内に樹脂ボックスは無いものの、現行モデルと同じようにヒューズスロットと診断器接続ポート、CPUユニットが配されたので自作アルミヒューズボックスは外されてある。後日もう少し手を加えて再配置しようとは思う。

門真に引き取りに行って騎乗して帰ったのだが、流石にブラド社長やK田氏等が口を揃えて別物だ!とべた褒めするだけの事はあり、常にセル一発で始動するしアイドリングも常に安定している。スロットルレスポンスも良く、ウラルとは言え実に洗練されている。ウラルとは言え、ではあるがω
まあ、国産車では当たり前の、不安感無く運転していられる、というレベルなのだが………格段に良くなったというコトには違いない。

当方としては、ERECTROJET社製インジェクター機ならばGEN2化は強く推奨するし、中古ならば絶対にERECTROJET社製インジェクター機は避けるように推奨する!


外観は2019モデル以降のケーヒンインジェクター機とほぼ同じ



2020/07/04