<純正流用 エンジン強制空冷用ファン>



ウラルは、空冷E/Gでオイルクーラーも無い上すり抜けも不可能。

夏季の渋滞等には異様に弱いので、気の短い当方はオイルクーラー取り付け等のオーバーヒート対策を行っている。
当初はオイルクーラーをオイルフィルタの上側にマウントして、オイルクーラーの裏側にファンを取り付けようかと考えていたのだが、、、、、

どうやってもオイルクーラーの取りつけが成立しない。ので諦めて現行のオイルフィルタ下部にマウントしてファンの取り付けは保留にしてあった。
で、、、、オイルクーラーにファンで風を当てるのは不可能なので、エンジンのシリンダーブロックを直接ファンで冷却するコトに。

元々、流用しようと考えていたのは随分前にオクで入手していたデッドストックのYZF-R6新車外しラジエターファン二個(¥7,000位)で、左右に振り分けるのには実に都合が良いω
R6はサーキット等でレーサーとして使用する機体ではファンが無用の為新車外しの出物があるようだ。

問題は、引き用ファンなので扇風機とは逆と云う事位か。ファンなんざプラスとマイナスを給電すれば駆動する実に単純な構造だ。渋滞等停止時にスイッチで起動させるマニュアル式で充分。

他には、、、、箕浦スペースマウント×5(エンジンガード、側車連結ロッド) 箕浦スペースマウントOS×1(メインフレーム)
コレを用いて左右三点留め。

転がっていたHID用リレーハーネス(15A)を流用し、メイン給電には例によって側車側ヒューズボックスの最後の増設用スロットに250端子を。
GNDもヒューズボックスから。
あとはリレー駆動用の+-を配して+側の途中にスイッチを噛ます。スイッチは安物非防水キルスイッチω

左右のマウントは、、、取り付け自体を最優先し、引き用ファンなのもあって前後逆にして風は後ろから前に流れるように取りつけ。
主にM5/L35oボルトにL10oのカラーを使って取りつけ。ステーをひん曲げたり無理やり金具で伸ばして取り付けたりもしたがω

起動させてみると、水冷E/Gのファン起動時と同じように力強く回って風を起こす。
まあ、、、、70w×2だったか?の高負荷なので、相応の効果が無いと困るのだがω

無理矢理取り付けているので効率の点では比較的アレではあるが、無いよりは格段にマシだと思うω
後は実践/実戦証明あるのみ。


右側 このファンはパナソニック/テイラド製




左側 左右でファンの樹脂色が異なるのはアレだがω




スイッチ 安物だがグリス塗布しておけばまあ大丈夫ω



2016/08/06


追記 1     効能
油温95度+時等、ある程度油温が上がった状態で信号待ちの際にファンを駆動させると、その間の短い時間でも少しづつだが油温の低下が確認できた。
効果は間違いなくあるようだ、が、、、、、渋滞時では電力消費面で多少不安が残る。

まあ、デメリットの無いシステムなぞ存在しないが。

2016/08/07

追記 2   安物リレーハーネス付属リレーの腐食

一応よくある事例だが、安物リレーハーネス付属の4/5極リレーが腐食したようでファンが廻らなくなっていた。
側車ヒューズボックス付近にバインドしてあったので、単車にリレーハーネス取り付けるように防水に特段の配慮を払ってなかったというのもあるが。

予備のリレーに換えるとあっさり直ったのだが、再発防止の為いつものようにプチプチシートに包んでハーネステープで根元を巻いておいた。
雑でテケトーだがこの程度で充分。

まあ、川に半水没したωとかもあるが、側車スクリーンを付けると降雨時にカバーの隙間からある程度は浸入するのが顕著になる。ちなみに当方が取り付けた2010ギアアップのヤロウの強制空冷ファンもリレーが腐食して機能しなくなっているω

ウラルの側車内は防水は完璧には遠く、湿気も多いので頭に入れておくのが良いだろう。

ちなみに、4/5極リレーなら無国籍脱税企業で¥150/個で売っている。
リレー4極と5極の差は、4極はON/OFFのみ、5極はOFFの代わりに別のON-2に出来るだけ。なので4極に使ってもON-2が空=OFFで何の問題もない。


やっつけ対策ω

2018/04/10