対処療法でごまかしていたリヤブレーキペダルの動きが渋すぎて戻ってこないレベルにまで悪化した為、オーバーホールする事に。
側車側ブレーキロッドとのリンクを外す為コッタピンを抜き、ピンとワッシャー、金具を回収。
次にリヤブレーキマスターリンダーのガード部の固定ボルト(HEX5o×2)を抜き、マスターシリンダーをずらして尾部のロッドを抜いておく
ブレーキペダル裏側の17oナットを外し、フックレンチでブレーキペダルリターンスプリングも外しておく。外しやすい機体側のフックを外す。
本来ならブレーキペダル裏のシャフトからスプリングフックステーを外して表側から引き抜けば良いのだが…錆びていて抜けなかった。ので裏から長いシャフトを当てて打ち抜いた。
ブレーキペダルASSY 見事にシャフト内側が錆びついている
フレーム内径画像 こっちも錆がひどい
今回の文明の利器 ボッシュ製ローエンド充電式ドリルドライバーと中華廉価軸ブラシセット
シャフト外側は兎も角、内側の錆落としを手作業なんかやってられん、ので回転工具を使う。定番の真鍮ブラシの六角軸付きスパイラルので一気に落とす。Φ13oので余していたので内径はΦ14oかな
パーツクリーナーを噴霧し、防錆潤滑剤を噴いて外側と内側から入念にドリリング。案の定すぐに真鍮ブラシはフニャフニャになったが内側の錆は奇麗になった。再度パーツクリーナーを噴霧清掃。
外側も同様にして真鍮ブラシで錆落とし。最後にピカールで仕上げてグリスアップ。軸に数本太いリブが入っているがグリス溜まりか?
逆の手順で組付けて終了…なのだが裏からシャフトを打ち抜く際に手強かった為に結構ぶん殴ったせいかネジ山を傷めたようでナットが掛からない…
まあM10P1.25の一般的なサイズなので手持ちのタップダイスセットに対応ダイスがある。問題なく修正して組付けて完了。勿論ウルトラスムーズに戻った。
当方は毎年氷雪路走行という機体には最悪の使い方しているし、消耗はきついと見て間違いないだろう…。駆動部以外の錆は錆転換スプレーで対処はした。
2024/05/25
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