<水分混入による始動不良>

今回のウィンターライドほかいどの最終日、敦賀泊で備前に戻る途中、加東市でガス欠にω

勿論ジェリ缶に10L予備燃料はある。アテクシは出光カードを常用しているので出光で給油する方が格段に安いのだ。
その為。普段はガススタンドを選別する為こういうコトが起こるのだ。フュエルポンプ的にはガス欠は良くないらしいのだが………

で、いつものようにジェリ缶から蛇腹サイフォンホースでフュエルタンクに10L移し、始動を試みるもエンジンが掛からない………
全く初爆が無い訳では無く、掛かっているのだが続かずストールしているようなカンジ。勿論ポンプ駆動音もしている。

………
プラグを外してみると、やや白い。ガソリンで濡れているようなカンジには見えず。一応予備のプラグに換えて試みても変わらず。

真面目に考察
ガス欠前とガス欠後の違いといえば、ジェリ缶のガソリンを入れたコト位。
ジェリ缶内に結露等で水でも溜まってたか?

思い返してみると、定期的にフュエルタンクにぶち込む水抜き剤っちゅーか、水抜き剤的効果もある倭寇’S フューエル1も忙しさにかまけて入れてなかった。勿論ジェリ缶は何もしていない。
ウィンターライド中、旭川付近で降雪下でガス欠して給油したコトもあるし、水分混入が一番疑わしいか………

一応、本田販売門真に助言を仰ぐべく電話を。某チーフメカニック氏に症状を説明し、水分混入が疑わしいと私見を述べる。

キャブ機ならキャブ底のドレンを開放して少々抜けば良いが、FI機はそれが出来ない。機体前部フュエルタンク下にフュエルポンプが鎮座しており、そこから加圧されたガソリンが通る燃料ホースがインジェクターまで延びている。
曰く、ポンプの進行方向左側のホースを抜けば、重力落下で出てくる、と。

このフュエルポンプはフュエルタンク下にビルトインしてある型式ではなく、別体なので作業もし易くてありがたい。
ロック式加圧ホースは、左右のロック爪を同時に押さえて引き抜く良く見るタイプ。携行工具のウォーターポンププライヤー クニペックス コブラで掴んで抜き、ある程度排出させる。、とは言えポンプから先のホース〜インジェクター間の排出は出来ないのだが。

加圧ホース下〜インジェクション部は新形式のクリッカブルバンドで留められており、携行工具に専用プライヤーが無い為保留。ガレージにはあるのだが…
一応インジェクターを抜いて確認。コッチはトルクスのT-15小ボルト1本でインジェクション本体に留められているだけ。

インジェクターは特に異常も汚れも見受けられず。
で、組みなおしてスターターを廻すと………実にアッサリと始動した。

しかも幾分調子が良いωプラグが白いのは水分混入で燃料が薄くなっていたと云うコトだ。

似た様な症状の際には頭に入れておくと良いだろう。
尤も、定期的に水抜き剤をぶち込んだりトランクにフューエル1を常備しておくとかの予防策を講じておく方が良いのは言うまでもないコトなのだが。

2019/01/10


FI機フュエルポンプ左側 2019モデルからはインジェクションとフュエルポンプが新型になるようだが

追記 1  考察他

先日、ふもとっぱらツーの帰路でも同様にガス欠>ジェリ缶給油後始動不良が発生した。

今回は同じ手でも多少梃子摺ったので少々考察してみる。
同様にホースを外して、インジェクターをT-15で外してその状態でセルを回して再始動したことはしたのだが………

個人的には、インジェクターからガソリンと混ざらない水分の排出が確認出来たので水分混入は確実なのだが、先にフュエルホースを外すのはエア噛み解消の目的があるのかも知れない。
エア噛みだけならエンジンの調子が良くなるのは理屈が合わないし。

あと、相変わらずプラグがやや白いので、熱価を8に上げる。

2019/12/07