2014以降のウラルは、リヤと側車もディスクブレーキ化されているのだが、、、、
バイク側リヤにはHB社?の「奇矯な」パーキングブレーキ付きキャリパーが採用されている。
敢えて「奇矯」と書いたのには理由があり、、、、 フツーの2〜3種原付等には機械式パーキングブレーキ付きキャリパーが採用されており、ワイヤーを引くとキャリパ内にボルト状が押し出されてピストンを押し付けてリヤブレーキをロックするのだが、、、
このキャリパーは油圧式パーキングブレーキで、ワイヤーを引くと油圧が掛かってリヤブレーキをロックする。
まあ、それだけなら方式の違い、ってだけのハナシだが、、、、、、パーキングブレーキのエア抜きが「フツーの方法では出来ない」のだ。
先に結論を言う
本田販売門真のメカニック氏の言によると、マスターシリンダー/リザーバータンクよりリヤブレーキキャリパの位置を下にする。(ブラケットから外して地面に置くか吊るか?)
ブリーダーボルトを真上に向くようにして緩め、ホースを繋ぎ、皿等でフルードを受けて暫し放置
コレでフルードと共にエアが排出されているので、減ったフルードを足してブリーダーボルトを締めて、元に戻して完了。予めリザーバータンクにフルードを追加しておくのも良いだろう。
しかし、何故かフツーにレバー操作やシリンジではパーキングブレーキ系のエアが抜けないし、レバーロック>放置でも同様。故に当方はパーキング系のエア噛みをワイヤーの調整不足か?と誤認していた。
常識的整備が全く通用しない整備士泣かせの機構で、門真のメカニック氏のように試行錯誤の結果以外では正解に行き着かないだろう。
勿論ウラルに付属の整備書にも通り一遍以上のコトは書かれていない、、、、、、、
そのうちイヤーモデルの変更でリヤキャリパーは機械式に置き換えられるかも知れないω
2017/01/10
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