<或る旅の記録 11 後編>

そろそろ収拾をつける必要があるのだが、、、しょうがないのでダイジェスト風やっつけで。

ぶーにゃん氏の過剰接待編
この先、、、余市でうに丼、稚内でうに丼(比較)常呂で生チラシ寿司、再合流後にステーキ、小樽で寿司、最終日に札幌でジンギスカン、、、と行く先々で多大に御馳走して戴く事に。(代金を払わせてくれない、、、)
いくらCEOが最初に5LVのエンジンを譲渡したといえ、蟹やら珍味やら送って来て戴いているので、借りが大きすぎる、、、、後日、氏の死蔵サイレンサーのオークション出品や、コミネ製冬物ゴアテックスジャケット等を贈与することで何とかカタルシスを得る。

トラブル編
1 利礼の丘
稚内に行った際、昼食まで間があるのでCEOの誘いで、利礼の丘に向かう。降雨は3日前に降っただけなので大丈夫かと思っていたが、、、、、

ダートは前回と代わらず、中心部と左右の轍に分割されており、所々深い窪みに水たまりがあり、、、とてもじゃないがアンダーカウル付の機体は無理だし、ブーツでないと足は浸水だ。
一応ぶーにゃん氏にも行けるか確認はとっておいたが、、、氏は身長がやや低く足つきが当方より幾分悪い。(W氏も似たようなもの)ダートでは足つきが悪いとキツイのは判っているが、、、、、
今回は装備を外さずフル装備で突っ込んでみたが、、、やはりキツイ。後続のぶーにゃん氏がついて来ていないので、機体を停めて徒歩で戻ってみると、やはり一度転倒 したらしい。合流時には自力で立て直して搭乗していた。

左に転倒したらしいが、損害はローラープロテクター(プリン)とリヤのザックの張り出しでカバーされたらしく皆無。流石5LV、、、、、
で、何とか終点まで行きつき、風景を堪能する。





下りも何とか斜面はクリアしたが、大きな水溜りで、左の轍付近から更に藪の外側にも水が溜まっている所でOBしそうになって盛大にもがいてしまう、、、、何とか転倒もせずに自力で脱出して事無きを得たが、、、、、泥は滑りやすいので危険だ。

舗装路に復帰後、足湯に入って休息し、水場で軽く泥を落として昼食へ。
さて、当方はこういうのは慣れっこで嫌いでは無いのだが、、、半ば騙されて死地へ連れ込まれるぶーにゃん氏やW氏、他の方々はどう思っているのだろうか?

2 霧止峠
  ぶーにゃん氏が業務の為一度分かれて、ソロで廻っていたのだが、、、帯広付近、R38とR336のつなぎ目の、ずーっと工事している昆布刈石のダートに行く途中、アプローチを変えて北から1038号を霧止峠を通って行ってみた。
たかだか1.5kmのダートだし、先日ヌプントムラウシ温泉の行き返りのダートにも苦労しなかった。ので、まあ慢心と油断があったのだろう。

峠を越えてダウンスロープに入った瞬間、大型ダンプの交通路の所為で砂利が思い切り偏っていて、、、深砂利でハンドルを取られて左に転倒。

機体を9割がた引き起こしている状態だが、通りがかったダンプの運転手にも補助して貰った。やはり道中助けられる事も多い、、、、
損害は左サイドパネルが割れていたのと、左パニアケース下端が少々欠けた程度。後は軽微。自身もレッグガードに少々擦り傷だけで、お気に入りのジャケット(定価100,000以上、、、)やEXジーンズ(定価48,000、、、)には損害は無く一安心。

左サイドパネルは二年前の利礼の丘での転倒で傷物になってたし、換えた事もあるので\14,000程度と判っている。ま、気楽な物だ。
この日だけは筋肉痛対策も含めて念のため、温泉の安い宿泊施設(大樹町晩成温泉付属の研修施設)に宿泊。日没前に宿に着いたのは結局この日だけ(笑)

降雨編
ぶーにゃん氏と分かれた09/07に、知床を越えてセセキ温泉に入り、野付半島の先に行き、、、落日を前に風連湖の砂洲の先まで行ってみる。が、侵食が激しくなってきており、先端部まで行けないようになっていた。

風連湖岸 道路が海水で洗われている。

ま、こういう落日後のデッドエンドの最果て感も悪くないのだ。しかし、今回の旅は、究極の日暮れて道遠し、のR352が一番印象深かったか。

それは兎も角、今日の設営地、別海町の野営場に向かう、が、、、降雨がきつくなり、本降りになる。下のレインウェア忘れたのが痛いなあ、、、
そして、、、マップル上には記載されている野営場がどうしても見つからない。ナビ検索をやってもヒットしないので、無くなったと判断して、本降りの中R243を西へ。二十キロ以上西へ行けば虹別にキャンプ場があるし、もし外しても近所には多和平がある。

、、、、、、まあ一応は交通量もある国道で、、そこそこ流れもよく落日後の本降りの中をひたすら走行。またしても日暮れて道遠し、、、、、余計な事は考えず、視界があまり効かない中を集中して走行する。
結局三十キロ以上走行したか?で、難なく虹別キャンプ場を発見。ここはオートキャンプ場のようだが、本州とは違ってフリーサイトもきちんとあるし料金も非常に安い。設備もよく、雨も上がってきたが念のため木の下に設営し、夕食を作ってさっさと寝る。

次の日は一応晴れ。この日以降降雨は舞鶴〜大阪間の小降りのみ。まあ雨男にしては好天に恵まれたということで。

観光編
1 開陽台
長年、何度と無く北海道に来ているCEOであるのだが、開陽台で雲の無い夜空を見た事が無い。元々道を走るほうが好きなので拘る事も無いのだが、、、、

まあ、今回くらいは落穂拾いしながら廻ってみるか、とわざわざ降雨後の次の日は避けて西へ向かった後、再度東へ戻って開陽台へ。
そこそこ晴れていたが、、設営後夕食を摂ったあたりからどうも霞がかかってきた。これはまたダメか、、、?と思っていたが、一応夜中に起きてみる事に。

夜中に起きてみると、、、まさに星降るような夜空。確かにコレは悪くない。贅沢を言うと、自分の他に誰も居なければ最高なのだが、、、

2 清里直線道路
斜里郡清里町に、南北に走る直線道路というのがあるらしい、と云うので行ってみた。
R334から町役場に向かう857号の事か?と思ったのだが踏切付近で少し曲折している。もう一つ東の道か?と思って戻ってみたが、こちらも一箇所曲がっている。 
結局どちらも少しは曲がっているということで納得。それさえ気にしなければ、西の方はR244を超えて少し行った所まで北にいける。



総括
今回は多少特殊であったが、致命的トラブルも無く概ね良い旅だったと思う。燃費的にも26.9km/Lを記録したし、機体コンディションも良好。コスト的には、いつも通り日/1万程度の消費。

2008/10/26