当方は、中古バイクなぞ購入したことは一度も無い。昨年の貰ったホーネットに金を渡した事はあるのだが、、、。
ま、それはそれとして、購入はしていないが使ったことのある機体はある訳で、それらについて述べてみよう。老人の茶飲み話程度に聞いてもらえれば幸いである。
1 本田 VFR400K(NC21)/VFR400R(NC24)
当方が中型免許を取りに行った際の教習所の教習車が、VFR400Kであった。初めて乗った原付以外の自動二輪車で、比較対象も無く特に印象は無い。ちなみに教習は一回だけ延長はあったが後は全く問題なし。
知人のガレージの置きバイクとして15年後に久々に見ることになるが
、、、、NC21型VFR400Rとほぼ共通で、センタースタンドが装備されているのと教習用なのでなのでアップハンドル、あとスプロケの丁数がローギアードに変更されている程度。
NC24は、、、リヤのスイングアームが片持ちに変更されて、迷惑なアンチダイブノーズ(機構が複雑な上、ブレーキパッドが左右均等に減らない) やFセミエアサスが廃止された程度。他詳しくは知らん。基本的にVFR400系は無駄に豪華装備が奢られていて、コストは掛かっているようだ。
で、この機体は兄上の所有車で、1年間放置されていたのを貰ってきた機体で、今から考えると放置でキャブが不調だったとおもわれである。この機体を借りてちまちま走ったり、限定解除の為の練習や、本番の明石への足として使わせてもらっていた。
以前にも書いたが、ハンドル位置が低くセパハンでシートは薄く、明石への道中だけで疲労するので非常に気に入らなかった。 まあ、レーサーレプリカはニーグリップしてケツを浮かせて走るのが本来の乗り方なのだろうが、、、当方はレース等一切興味も無く生きてきたので何の意味も無い。で、100くらいしか出ない不調ぶりの上、無駄に発熱量は多く降雨時は上がってくる蒸気で困る程であった。
限定解除の後、TDM850を購入してからは当然一切乗っていない。
コレに乗った事で、本田とセパハン、フルカウル、レーサーレプリカという要素は、当方の以後のバイク購入要素からは完全に除外されることになった。それと、中古と、整備されていないバイクも徹底的に嫌いになった。
そういう点で、当方のバイク人生の方向性を決定することになった「初めて」の機体であると言える。
2 川崎 ゼファー750
明石の試験場で、限定解除時に世話になった機体。神戸ナンバーは明石の試験場で行われ、近隣に本拠がある川崎重工のナワバリの所為で
ゼファー750が3台、レーサーレプリカZXR750が3台という汚染ぶりである(笑)。たまに、ヤマハFZX750(所謂VーMAXとデザイン共通750)が1台追加されるのだが、嫌がらせとしか思えない、、、、(コレに当たると特に合格率低そうだった)。
当方は、事前儀式1回を含めない実技なら3回で合格したのだが、3回ともゼファー750を引いて非常に幸運だった。恐らくZXRやFZXなら即死確定だろう
基本的に技能ではなく、法規通りに乗れるかが問題なので中型免許取得後、即限定解除しに行ったのだが、、、フツーに教習車ライクに乗れる機体で、安心できた。だが、コレを買おうなどとは一切考えなかった(笑)。
実技は一本橋はVFRと夜の白線で練習したりはした。制動のみは苦手だったが、制動のみのリトライで成功し
合格した。 ちなみに、受ける際はカカトのある履物が必須なのだが、、、当方は当時は貧乏人で、官にゴム長靴でも良いのか?と聞いたらOKだったのでゴム長靴で受けた。ちなみに合格者でゴム長靴の奴は当方だけだった(笑)
今ならこの機体の悪い点は幾らでも言えるのだが、、、、義理もあるしブランドマーク以外はケチをつけないで置こうか(笑)。概ね後述の某750と同じだしな。
3 川崎 バリオス(T)
バイク便で、社用車としてほんのちょっとだけ借りて乗った機体。トルクが低すぎ、20,000rpm付近まで廻せるというか、廻さないと走らないカスエンジン(ZXR250系)搭載の機体。自分の機体の騒音がうるさ過ぎてイライラして非常に頭にくる。当方は、機体の発生する音色に何の興味も無いのだ。
あと、ネイキッドは初めてであったが、タンクバッグがいとも簡単に浮いて飛んで行きそうになって、TDM850のしょうもないアッパーカウルでも効果は大きい事と、高回転まで廻さないで走るほうが性に合っていると再確認。ただそれだけ。
4 鈴木 アクロス
またしても兄上が、友人から貰ったバイク。何の整備もせずに乗っていたというだけあって、ブレーキディスクはレコード溝、立ちゴケでカウルに割れあり右ミラーは位置がおかしい、、、。コレを借り、バイク便業務用に使用していた。
一応説明しておくと、フュエルタンク部がダミーでメットイン出来るというのが売りの機体で、本物のタンクはシート下で12L。給油口は後部で、リッドが電気式でボタンを押すと蓋が開くのだが、、、接触不良等でよく開かなくなるので蓋を半閉めにして対応したものだ(笑) エンジンはGSX250系、が、キャブが2バレルを4気筒に分配するタイプ、、、、ま、それでも165は出るし、重心が低いのでそこそこ運動性は良かった。低速は当然皆無、、、、。途中でフロントを1丁落として加速型に変更したら、随分扱いやすくはなった、、155までしか出なくなったが。
あと、ミラーがレーサーレプリカの使いまわしか何かで異様に面積が小さく、すり抜けは異様に行けたのだが、、、後方視界が利かないので、人生で最初の女の子用赤切符を頂戴してしまうことになる。(コレ以降は無い)50+は痛かった、、、白バイに追尾されても気が付かず、こいつも自己騒音がうるさいのでサイレンも聞こえず前に出られて初めて気が付く体たらく、、、(笑)
これは結構長く使っていたが、、、キャブかエンジンがおかしいのか、ブローパイからオイルがかなり戻ってきてエアクリがすぐ濡れて、15km/Lしか走らなくてイマイチである点もあるにせよ、付き合っているうちにそこそこ気に入ってはいた。
が、、、バイク便をやめた際に兄上に返却。この前後、一回目の事故、FZ400購入と繋がる、、、、
5 本田 ナイトホーク250
バイク便の社用車。当方の2スト以外で最低評価のバイク。バイク便オーナーが、単に一番安いという理由のみで選択し全台導入された機体。
ビジネスバイクに毛が生えた程度の装備。フロントフォークは信じられないくらい細く、ブレーキディスクは小さく、タイヤは細く、エンジンは250と言いつつ233cc、エンジンオイルフィルターも無く、魔法瓶のような濾し網しかなく、2気筒1キャブバレルの分配式。
で、100を超えると解体しそうになるしブレーキは利かないので話にならない、、、燃費は20を超えるが、みんなコイツが走らないから無理に廻して使うので、どの機体も結局寿命は短かった。或いは事故昇天(笑)
’70年代のレベルの装備。ババアを無理に現役続行させているようなもんだ。
ちなみにナイトホーク750は、輸出用として安価にでっち上げた機体だが、思ったより売れることが分かったので、僅か1年でCB750と名前と装備を変更してついこないだまで売っていた。とっくに減価償却の終わったエンジンに古臭い装備だが、全くコストを掛けずにいい値で長年そこそこ売れ続けたので笑いが止まらなかっただろう。基本も押さえておくべきという事か。
番外 原付
本田 郵便赤カブ90cc 郵便局でバイトの際に乗っていた。燃費が鬼のように良い。1回財布忘れて、、、手持ちの百円があったのでそれで給油したが、それでも余裕で行き返り、、、1速はローギヤ−ドで滅多に使わない。(フル積載時の、局の出撃登りスロープ用)左手を全く使わなくても走行できるように設計/配置されている(左は郵便物の束を持つから)。
鈴木 バーディー50(4スト) またしても兄上が都合してきた原付。タイヤは硬化して減らないし、全開で40しか出ないし、ブレーキ(前後ドラム)は利かない。市内から出る気も湧かないすばらしい機体。
バイトの中華出前持ちのへ通勤に使用。中華屋の業務用の似たような機体は2ストで走るほうはこいつよりマシだった。(笑)就職後、使われなくなって廃棄されたか?
まあ、、、こんな所である。ちなみに、TDM850を買う資金は、郵便局のバイトと中華料理屋の掛け持ち等で自力で稼いだという訳だ。
ちまちましょうも無い機体を都合してくる兄上だが、一応中古のFZR1000(145PS)を購入して乗っていたことは言っておこう。理由はこの機体が不人気で安く、パワーがあり、シート高が低いので背が低い女子供にも乗れるリッターバイクだからだ!(笑)
あ〜、、何度も言うけれど、当方付き合った女性の数より、付き合ったバイクの数の方が多いんだな、、、、(苦笑)
どんな機体でも使っていればそれなりに良い所もあるし、悪くはないとは思うんだが。人間もそうなんだが、、、
詰まる所、当方の認識では
バイク≧女性
なんだろうな。正直なトコロ、、、、、、ダメ人間だ。
2008/04/25
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