<或る旅の記録 1 2004/08/16-19 伊豆半島>

今回は少し、旅についての記録を記載する事にする。
今回の旅は二人で3泊4日で伊豆半島を廻って大阪まで帰るという、CEO的には特に無理の無い計画であった。

今回のバイクはいつも通りのツーリング用 TDM900 
装備面では、タンクバッグ、パニアのトップケースと、新規導入のR&R-5609防水ツーリングバッグをシート後部とトップケースの間に置き使用した。これはかなり大型のザックで、バイクにきっちり4点止めするバックル等の付属も充実しており、なかなか使い勝手は良かった。が、もう少し中に入れる荷物を減らして縦幅を薄くしないと自分の座面がかなり制限されて結構大変であった。勿論こちらに固いものは積まなかったので無理矢理座って後ろに押すことで対応はできたが、、。

8/16 1日目 
予定より30分遅れてW氏が到着! ので0630に大阪市内CEO宅出発。天候は曇だが、蒸し暑い。ジャケットはGWの最新Euro GSM2400、下はクシタニエクスプローラージーンズ(撥水皮パンツ)。前者はベンチレーション機能が優れている上、走行中にも開閉が可能なギミックもあるので、天候の変化に即応できるのも素晴らしい。とはいえバイクから降りると暑い事に変わりは無いが。あと、Vストロムの左ヘッドライトが暗いのが気になっていたが、程なく切れる。寿命だと思われるが、電装系は他に移るから気にかかる。後に案の定右のポジション球が切れる。取り合えず放置。

吉野家で朝食を済ませ、市内を横断し長吉長原ICより西名阪自動車道に入り、そのままR25名阪国道で亀山まで走る。道自体は走りやすいのだが走行車両は多少多め。相変わらずマナーは劣悪!追い抜き車線をダラダラ走りつづけるなって、、、、(追いつかれた車両の義務違反)ソロならサイドケースも無いし直ぐに抜く所だが、相棒もいるので気長に走る。懸念されていた雨も降らずに曇のまま近畿を抜ける。

亀山よりR1に入り、鈴鹿で給油。出発時に1/3しか無かったので、、トリップ1は408.7km、17。00Lの給油で24.04km/L まあ悪くない。W氏のVストロムは相変わらず16km/Lあたりのようだ。22Lタンクとはいえ先にガスがやばくなるのはあっちが先である。(笑)タイヤ交換したばかりなのでエアチェックはパス。Pロードは破綻も無く快適である。ちょっと切り返しが鋭くなった感があるのは重量物をRに積んでいる所為もあるか?この辺からは雲量は多いが晴れであった。止まると暑い!

四日市市内よりR23にスイッチして海岸線を走る事で名古屋市内をパス。とはいえトラック等が異様に多いので要注意ではある。景観も全く期待できない。ひたすらR23高架バイパスで愛知県を走り距離を稼ぐ。蒲郡付近でちょっと寄り道に有料観光道路三河湾スカイラインに入る。西側からの進入は思いのほか 道が細めで判りにくかったが、、、道自体は適度にアクセントがあって楽しく走れるし、展望台からの眺めも申し分なく、料金的にも妥当(¥360)なので概ね満足であった。終点から再びR23に復帰すべくR247から海岸に向かうと大渋滞であった。海岸沿いの娯楽施設等の影響か?
更に豊川〜豊橋市内を抜け、R23からR1にスイッチするのだが、ややこしい上に道も信号もつながりも悪くかなり時間を食う。豊橋市街地を迂回した方が早いだろう。こういう時等は最新の地図に更新している方が良いか。CEOのツーリングマップルは7年前のモノである(苦笑)記載されていない道も相当出来ているしそろそろ更新しないとマズイな、、

R1を走って静岡県に入り、遠州灘を横目にR1の浜名バイバス(¥200)を通る。走行中にも浜が一望出来るし、10km強の区間はほぼ直線で非常に爽快である。勿論取締りには注意だが。残念ながら途中にはPA等は無い。
R1に復帰し、浜松市をパスしてR150にスイッチ、天竜川を越えて竜洋町〜磐田市を通る。このあたりはヤマハ発、スズキの地元である。竜洋にはスズキのテストコースもあるが、流石に見に行くような事はせず昼食を取る。ベタではあるが、折角なのでうな重を食うことにする。結構いい味の店で、蕎麦も美味くて充分に満足した。

更にR150を御前崎に向かう。ライダーの習性で取り合えず端っこは押さえておくのだ。生憎雲量が多く、見通しはあまり利かずに水平線がすっきり見えないが展望自体は悪くない。近くの大きな海産物プラザで食材を購入する。

R150を北上し、焼津〜静岡を目指すが生憎相当渋滞していて、元々遅れ気味なのでキャンプ場のチェックインのこともあるので東名高速吉田ICより沼津まで高速を使う。盆の続きの渋滞か、高速上も渋滞している。連れが居るので不本意ながら路側帯を走る。(普通は真ん中を抜ける)高速を降りてR246〜R1〜R136と切り替えつつ沼津〜清水を抜けるも、ここでも非常に流れが悪く時間を食う。何とかキャンプ場なある函南町まで辿り着き、田舎の川沿いの道をひたすら登る。R1の箱根に向かう一つ南の筋でありながら、デッドエンドになっていて抜けれないので全く交通量が無い。相当に道も狭く、道にはコケも生えていて落葉も多く慎重に走る。本当に道が合っているのか多少不安になる、、。 そんなこんなでようやく初日の野営地である函南町木立キャンプ場に到着する。時刻は1810であった。この頃は既にかなりの曇天になっていた。

町民以外は料金は倍の\1400であるが、炊事場や食事用テーブル等設備もまあ充実しているし、ネコ車やテントの下に引くボード等もあり、常時管理人も居るので最果てとは思えない。川のせせらぎも聞こえていい感じである。バイクの駐車スペースも舗装されており安心である。一応設営する場所はスロープの下で駐車禁止であるが、荷降ろしにスロープを降りるのはOKである。ただ、、、TDMでも道路とスロープのギャップを超えるのはギリギリだった(センスタを掠った)ので普通のオンロードバイクでは難しいだろう。 Vストロムでもいけるとは思うがW氏は不安なのでネコ車で荷降ろしをした。
当日は他に車のカップルがいたが、、、、それくらいならまあうるさくも無いので問題は無かった。テントの設営より先に米をといで飯盒に入れておく。こうしておけばすぐに炊事にかかれるわけだ。時間は夏場は30分でいい。

テントも10年ぶりに今回から登山用のRIPEN TREK RAIZ1(1.5人用)に換えてある。以前のダンロップのツーリングテントも長持ちしたし気に入っていたが、完全な1人用で緊急用等に二人入るには相当窮屈であったし、全高が低く中での着替え等がやりにくいと言う不満点もあった。今回のは前室がほぼ無いが設営も簡単でベンチレーションホール等機能面でも充実しており、収納もコンパクトで軽量で、コストが高めな事(\40,000程度)以外は不満点は少ない。
ついでにマットも登山用のアルティアック 185−20(185cm*厚さ20mmという意味)(\6,300)に換えてみた。銀のロールマットはコストは安いがコンパクトに収納できないので梱包時に邪魔になるのが長年の懸案であった。これなら収納時は11*26cmで、使うときはバルブから少々息を吹き込むだけで膨らむので非常に便利である。寝心地も良好である。ただ、、現実には長さは185cmも要らないので、もう少し短いサイズ(3/4とか)で良いと思われる。

今回の食材はマグロで、少し刺身にして後は贅沢にステーキにしてみた。後はトマト、フルーツ、味噌汁であった。今回はCEOのコールマンガソリンストーブが壊れていた為、W氏のMSRのストーブ(白/レギュラー/灯油OK)のみを使うことにする。コールマンはコストも安くプレヒートも要らないので簡便であるが、一体式の為重くて嵩張るのが難である。MSRのはコンパクトではあるのだが、プレヒートが必要でそれを飛ばすと最初かなり不完全燃焼で煤と炎を撒き散らす、、、。
設営中にW氏がぺグを忘れていたとかで自分のテントに使う量を減らして貸す、、、自分も結構忘れているものは有るもので、電池式ランタンを忘れたのと デジカメの充電器を忘れていた、、、、。おかげで今回はあまり撮影していない。

ここはかなり僻地で、携帯の圏外かと思われたが、近くをR1が走っているせいか、アンテナの気分次第で何とか入っていた。明日の天気を携帯テレビとラジオ(W氏所有)で確認するも、思わしくない。あっきー氏にメールで連絡を取り、 明朝の天候を見て合流するか判断することにする。
2200には就寝する。今日は風呂にも入っていないし疲れ気味、、あまり暑くは無いが、眠りは浅く頻繁に目覚める。トリップ2(今回の旅の総走行距離)は500km弱であった。

8/17 2日目
0530頃起床。かなりの曇天で少し雨もぱらつく。朝食は定番の丸泰棒ラーメン。0630には撤収完了かと思っていたが少し遅れる。0700頃出発。残念ながらあっきー氏との合流は中止。

道が無いので大きく迂回してR1で箱根峠を目指す。この頃から降雨。取り合えず装備変更はしない。道自体は走りやすく快適でウェットとはいえペースも上がる。箱根峠で小休止。展望は、、、見通しが利かないものの、芦ノ湖位は見える。

大観ドライブインまで走る。天候も相変わらず。ここでようやく雨天用オーバーパンツを履く。景観は、、、、天候の為やはりあまり良くない。 椿ラインで湯河原へ走る。先行車両が遅く、全くペースも上がらない。海岸線にでてR135を少し北上して真鶴岬を目指す。が、海水浴客等の為渋滞。岬のレストハウスも有料駐車場の為と景観にも期待できそうも無いので止まらずR135に戻り熱海まで南下。熱海まで相当に渋滞、、、、。
ここで二回目の給油。トリップ1は438.3km で19.23L、22.79km/Lであった。市内を抜けて熱海峠に向かう。いきなり晴れたりして暑くなるが、山道に入るとすぐに曇り、冷えてくる。こういう天候の変化にも即応できるので全天候型ジャケットは有り難い。W氏は基本はR&Rのメッシュジャケット にインナーとレインウェアの着脱で対応している。

で、、、評判の伊豆スカイラインであるが、知らないうちに無料化されていた。やっぱ情報が古いなあ、、、。天候は、霧が相当に酷く視界は50m〜最低で30m以下であった。危険なので当然ペースは上がらないし、対向車どころか後ろを走っているW氏のヘッドライトすらロストしたりで大変であった。こんな状況下でもフォグはおろかスモールすら点けずに無灯火で走る馬鹿が結構いて、真剣に10番ゲージを向けたくなってました。(いや、持っていませんが、、笑)
表示温度は27度、霧雨と風で体感温度は20度くらいか?かなり涼しく思える。まあ、、景観も何も無いがそれなりにスリリングで楽しめたという事にしておこうか。

スカイラインを抜けて海岸を目指し東へ抜け、富戸で昼食。漁師飯を食う。悪くない。蕎麦茶もあまり飲んだ記憶が無いが、ここで気に入ってしまった。雨は一応止んでいる。更に富戸漁港に行き、温泉丸等施設を確認。ダイバーでも無いので場違いゆえ長居はしなかったがそれなりに楽しむ。

R135に復帰し、海岸線を南へ。また降雨及渋滞。テーマである無料温泉を目指すが、、、案内等表示少なく赤沢は捜索不能、天候のこともあり有料露天でも、、、と思うが次の北川温泉は夕刻から!でパス。次の熱川温泉はメンテナンス日でパス!
仕方なくまた無料の川津浜温泉を目指すが、又しても捜索不能、地元民に聞くも不明!やむなく下田まで行くが、観光地であるのと、温泉でない風呂が多くパス。そうこうしていると野営地のある南伊豆まで来てしまう。この頃より曇天。

相変わらず温泉捜索に血道を上げる(笑)弓ヶ浜温泉に行くも、みなと湯は定休日!他は民宿で日帰りは無理っぽいのでまた断念。銭湯はあったが意地でも温泉だ!下田以南は概ね通行車両も減り、走りやすくなる。
止むを得ず野営場には遠ざかるが下加茂温泉に行く。ようやくまともな日帰り温泉施設があり、入浴。料金は¥1,000と高めだがまあ満足。食材も購入。

少し戻り、伊豆半島最南端石廊崎を目指す。海岸沿いの道はなかなか走りやすい。調子に乗っていると、さっきの温泉と買い物で荷の積み方がいいかげんになっていたので、借りていたW氏の電池式ランタンを落として破壊してしまう、、、 反省。で、石廊崎は結構歩かないと崎に行けない様なのでパスし、奥石廊展望台(何か他の名称があったが)から展望を楽しむ事にする。相変わらず雲量も多く水平線はすっきりと見えないが、断崖絶壁で風景としては悪くない。下へ続く階段もあったようだが廃棄されたようだ。自殺者でも多かったか?と考えるような一種の世界の果ての荒涼たる風景か、、、、。

少し走り今回の野営地、入間キャンプ場に到着する。看板が道沿いに数個出ていたので判りやすかった。断崖を下った海集落という所で、キャンプ料金はシーズン外の為サイト¥3,000+1,000*2という割と高い料金だった。(バイク駐車料金¥300*2はサービスしてくれた)とはいえ、誰も他の客が居ないので、貸しきり状態であった。ここもあまり広くは無いが、芝生で良く管理されており、有料シャワー等もあり、まあ悪くは無いだろう。到着は1830頃だった。

今回はムロアジの干物とネギトロ、フルーツといったメニューであった。地物で無いのは何だが、、、、。明日の天気を気にするが相変わらず微妙。TVでオリンピックの結果なぞ視聴しつつのんびり過ごす。今日の走行距離は240km程度と(CEO達にしては?)短かったし温泉にも入ったので比較的疲労感が少ない。2200頃就寝。思いのほか蒸し暑く寝苦しい。

8/18 3日目
0500頃起床。夜間に少々降雨。相変わらず雲量多い。朝食は買い置きのパンとスープ、紅茶で済ませる。ニュースでは思いのほか近辺は悪天候だったらしい。多少は幸運に感謝?後にあっき〜氏より状況を心配してのメールが来る。状況を説明し気使いに感謝。

R136で西伊豆海岸を北上。断崖沿いで道としても面白く、海も本当にきれいで景観も良好。通行車両も少ない。相変わらず雲量は多く風も強めではあるものの晴れる。取り合えず無料の雲見温泉を目指すが、、、、又しても捜索不能。諦めてすぐ近くの石部温泉に向かう。ここは直ぐに無料露天は見つかったが、漁港敷地内の為駐車料金を取られる、、、2台で¥500であった。ここは混浴露天だが無料にしては設備も良く湯船もそこそこ広く湯量も豊かでいい感じであった。朝からちょっと贅沢気分である。

再びR136を北上。すぐの岩地の浜にも無料温泉があるということだったが、道から確認するだけにとどめる。ここは海水浴場の真ん中に、温泉丸と同様に船に温泉の湯が満たしてあるのだが、、シーズン中は海水浴客でないと入れないよなあ、、、そのまま北上して、黄金崎で景観を楽しむ。黄色の岩で構成されているので確かにそんな名が相応しいか。雲量は多く風は強いが駿河湾は割ときれいに見える。今日は行程に充分余裕があるのでのんびり休憩もしながら進む。
更に北上すると、岬ごとに取って着けたようなネーミングの岬が続く。次の恋人岬は由来はどこかの外国の姉妹都市の名称を云々とかだが、、、やたらイカニモな人たちも含めて人間が多く、景観自体は大した事無いのでパス。野郎と二人で落ち着く気分ではないしな、、、(笑)。次は旅人岬、、雰囲気としてはこっちだな、、、海に開けた景観は間違いなくこちらの方が上だろう。設備は何も無いが、またそれがいい。日差しも徐々にきつくなってくる。

R136から海岸線沿いの17号へスイッチし、西岸をひたすら北上。多少道は狭いが、景観も含めて非常に良い。天気の事も有るが、車の量も少なくCEO的には西岸の方が気に入った。そのまま半島の左肩に当たる戸田村まで行き、食堂で昼食を取る。W氏は深海生物タカアシガ二の天ぷらを喰いたかったようだが、シーズンは9月からで断念。彼はキンメダイ(これも深海)の煮付け、CEOは刺身定食にする。この店にはペットとして水槽にヘビーアームズシェル、、じゃなくて40cm位のアカウミガメを飼っていた。何でも弱っていたのを保護したらしい。なんつーか、、プチ水族館のようでしぐさがかわいらしい、、。更に近くで食材を購入

更に17号で海岸沿いを走る。このあたりからは断崖ではなく道も海面近くになってきて、本来なら対岸もフジヤマも見えて良い景観の筈だが相変わらず雲が多く残念である。このまま北上してしまうと伊豆半島を出てしまうし、今日の野営地は此処より南の天城牧場なので、とりあえず内陸側にスイッチし、R414からR136〜有料道路修善寺道路で南下し、西に向かって18号を進む。標高が上がり西伊豆スカイラインに近づくにつれまた曇りだす。だるま山高原まで来ると、また霧と風がきつくなる。ここからも展望は非常に良く、本来ならフジヤマが一望出来る筈だったが、、、、時間は有るので暫し休憩し、どうするか検討する。

時間が有るので少し戻って西伊豆スカイラインの東の縦筋である達磨山林道(舗装)で南下し、西伊豆スカイラインを往復してみることにする。前者は車通りも全く無く、コケや落葉や折れた枝があるので速度は上がらないがまあそこそこ楽しく走れた。で、R136に出て西に走り、土肥峠から西伊豆スカイラインに入る。ここも無料化されていた。再びものすごい霧と強風。西からの空気が半島に 当たって雲と風を発生させているようだ、、、、。又しても視界は50m程度。通行車両もほとんど無いが、風が強い分危険か。展望台に行くと、遮蔽物が無い分風を遮らない為強風がモロに当たり非常に危険、、、勿論何も見えない。横腹を見せてターンするのもかなりヤバめだった、、、。
一応戸田峠まで北上し、再び南下。最悪の状況も慣れて来ればまあそれなりに楽しみ方はあるし、雨天よりは気分的にマシかな、、、。そのまま新しい尾根筋の道を仁科峠まで南下。 多少は視界も利くが、霧と強風は相変わらず。少し西に入り、本日の野営地、天城高原牧場の家に到着。1730程度だと思われる。今日の走行は220km程度。

到着したのは良いのだが、管理人が居ない。夜間専用窓口にも居ない、、。仕方なくチェックインは後にして設営。割と広いキャンプ場だが、高低差が大きく、駐車場からは荷降ろしのため結構下らないといけないので、バイクだけ一時的に下に廻しておき狭い路上にハザードを出して停車して荷を下ろす。 此処からも結構展望は良いはずだが、強風と霧で何も見えない。気温もかなり低く感じる。天気予報によると台風の接近でに影響もありうる、、、との事。

テントを設営した後でまた管理棟に行くも、相変わらず留守。諦めて翌朝にする。強風なのでぺグをきちんと打ちたいが本数が足りない、、。丸太や石、パニアケースで重しをする。今日の食材はサザエ。醤油を垂らしつぼ焼きにした。バーナーパッドはつぼ焼きのような強火志向には向かないようで、なかなか煮詰まらないので外す。食後はのんびりTVなぞ見ながらのんびり過ごす。明日はどうなることやら、、、。帰路とはいえ、近畿で台風に遭うかもしれないし、進路次第ではもっと早いかも、、、。なるべく早めに出る事にする為、2200前にさっさと就寝。寒いかと思われたが、さほどでもなく気持ちよく眠る。

8/19 4日目
0445起床。夜間に多少降雨。相変わらず霧が酷い。昨日は朝食の食材を補給しなかったので道中に取る事にする。撤収して三度管理棟に足を運ぶも不在!諦めて料金は払わないで出立。

僅かに期待して三度西伊豆スカイラインを北上してみるが、やはり霧で景観どころではなく、そのまま北上して海岸沿いに。雲量は多いが晴れる。フジヤマも頂上付近だけたまに顔を出している。それだけでも結構絵になっている。 やっぱ美しい山だな、、、。簡単にコンビニで朝食。

R414に入り、3回目の給油。トリップは382.2km 17.7L給油で21.59km/L ちょっと悪いが許容範囲内か。(本当に燃費を伸ばしたいなら今の15W−50は重いし)沼津市に近づくと渋滞。朝の通勤か。中心部を迂回すべく港〜千本浜に抜ける。長い浜で松も多く、割と良い景観。ここから富士市までR1では無く、富士清水線で抜けるが、狭い割には信号も少なく、割と快適。R1にスイッチし、由比〜清水市に。ここは本当に異様にペースが速く100km/h程度で流れている。海側をのんびり見ている暇も無い。

R149にスイッチし、清水市外を縦断し三保の松原へ。イカニモな観光地ではあるが、まだ早い所為かあまり人間も居ない。松原は確かに悪くないが、フジヤマと松原をいっしょに見てこその景観で、相変わらずフジヤマは雲の中で片手落ちな気分、、、。、
そのまま日本平へ向かう。ここも無料化されている。道や施設等は良いが、あまり景観は良くない。良いのは旧道か別の所だったか?と思いつつR1に抜ける、、、。

ここから浜松まではR1と多くの有料バイパスを利用し、距離を稼ぐ。 勿論景観は楽しめない。浜松市内に入って昼食にしようとするも入りやすい良い店が見つからず、市内を抜け外縁部まで進んでようやくレストランに。たまには 洋食にしたくなった(笑)。たまたま来たにしては美味い店で満足。天候ももっているのでのんびり出発する。

此処からは往路と同じルートで浜名バイパス〜R1〜R23と繋ぎ、R23バイパスで距離を稼ぎ、、、、と思ったら安城市あたりで後ろのW氏がホーンを鳴らしている。。?休憩要求かと思いとりあえずバイパスを降りると、パンクだった。
状況を確認すると、Rタイヤの空気は完璧に抜けており、金属が刺さっている。 汚れるとイヤなので高価なジャケットを脱ぎ(笑)センスタを二人で掛け、ミニコンプレッサーで空気を入れて、プライヤーで金属を抜いてみる。(パンク修理したこと無いとの事で、良い機会なのでW氏にやらせてみた。)と、、、何か菱形の薄い金属が刺さって1〜1,5cmくらいの裂け傷が出来ていた、、、。(三菱の呪いか?笑)過去の経験から言うと、裂け傷はパンク修理キットでは治らないんだよなあ、、相当な距離走ってきたCEOでも過去に二回しか経験はないのに、運の悪い奴だ、、。一応、ダメモトで修理を試みる。CEOのキットは茎ワカメ式なので傷と平行に打ち込み、気休めかも知れないが少しでも塞ぎ安いよう工夫する。実際、3:7位で無理だろうと思っていたが、、、概ね塞がっているようだ。きちんとガススタンドでエアを入れても漏れてこない。相変わらず悪運の強い奴だ、、(彼は結構トラブルが多いが、致命的にならない 苦笑)とはいえ、このまま持つのかは疑問。今は兎も角、後できちんと裏からパッチを当てるのが安心だが、、、、判断は当人に任せる。

落ちとして此処でドハマリして更に台風でも来るのかと思っていたが、1500〜1600の約1時間のロスで復帰出来て一安心である。(笑)
遅れたペースを取り戻す為、高速道路伊勢湾岸道〜東名阪自動車道に乗る。結構風があるが天気は崩れてこない。タイヤもバーストしたりせず無事であった。そのまま名阪国道に入り、途中の針テラスで最後の休息。夕食にラーメンを食い、温泉があるので入浴。¥700と妥当で、旅の途中に疲れを癒すには良い位置にあるか。2000頃出発。

そのまま西名阪自動車道に入る。あまり混雑もせずそこそこのペースを維持。香芝SAで最後の給油。トリップ1は427.9km、17.9L給油で23.91km/L。天候も曇りでまだ持っている。
松原JctでW氏と別れる。彼は神戸なので直進で阪神高速に入り、そのまま神戸線へ。CEOはすぐに長吉長原で降り、市内を横断し、自宅へ。到着5分前より降雨。2200頃帰着。トリップ2は1410kmだった。ちなみにW氏は神戸付近で豪雨に遭ったらしい、、、。ともかく、お疲れ様でした。

総括
懸念されていた体調不良も、初日以外は顔を出さなかった。体力不足はどうしようもないが、まあ問題になるレベルでは無かった。もう少し運動しておかないとマズイか。
天候は、、これで「いつも」より幾分マシである。(苦笑)とはいえ、一日くらいはすっきり晴れて欲しかった。低めで安定してしまっていたか、、
トラブルに関しては、取締にもかからず、事故や転倒も無くパンクだけで概ね大した事も無いといえるだろう。とはいえ、裂け傷は100%瞬間パンク修理剤では回復不能だし、最低限の整備/補修道具は持っておくことだろう。
道に関しては天候が悪く、何とも言えない部分も多いが、CEO的には西伊豆海岸の道が印象深かった。次があれば晴天時にスカイラインを走ってみたり、旧天城越えにもチャレンジしてみたいと思う。

2004/08/22