<クラッチワイヤーの調整/換装>

6SHGはクラッチワイヤーの伸びが感覚的に早いような気がする。
レバー基の回転式調整だけでは調整範囲を超えてしまうので、ワイヤー中間部にある調整ネジ部で対応せざるを得ないのだが、コレが非常に作業しにくい。
そのままでは存在の確認で精一杯で、とてもスパナは入らない。フレームとエアクリボックスの隙間から無理矢理引っ張り出した上で作業せざるを得ないのだが、、、SMでもこうなってる、、、

FZS1000では中間の調整など必要なかった(100,000km以上持つし、伸び始めると以後の寿命も早いので交換していた)のだが、、、、

工具等
10mmスパナ×2
10mmディープソケット/ラチェット

手順等
まず、クラッチレバーを外しておく(10mmディープソケット)

クラッチワイヤーをレバー側から余裕を持たせておき、フレームの内側車体左を通っているクラッチワイヤーを固定しているバンドを外し、フレームとエアクリボックスの隙間から(無理矢理)引っ張り出してスパナでナットを廻してワイヤーを伸ばす。

本来ならクラッチレバーが固定されているのだが、作業を優先する為外しておくので伸ばす距離はカンでやるか、予め計測しておく事。ロックナットをキチンと締め、ワイヤーを戻して終了。当方は作業優先の為バンドでの固定はやめて、外してある。



2008/04/05

追記

別記の通り、無理に引き出して作業するとストレスがかかるようなので、調整の際は面倒でも全部外して行ったほうが良いと思われる。交換作業も結局同じ

工具等
ラチェット+エクステンションバー適宜
10mmソケット
4/5mmHEX
マイナスドライバー(クラッチ側ホルダー抉り用)

クラッチワイヤー (5VX-26335-00) 
グリス
パーツクリーナー
ウエス等


具体的には、レバー側とクラッチ側を共に外し、バッテリーも外し(10mm×6)、完全にワイヤーを自由にしてから無理に曲げないように後方に引き出し、調整後に元に戻す。

元に戻す際は、先にフレーム後方からフレーム/エアクリ左付近を前に通し、フレーム前方に出す。その後、L字部をクラッチ側に曲げ、バランスを取って取り付ける。
バッテリーを外さないとケーブルをフレーム前部から前に通すのが非常に難しい。

いきなりクラッチワイヤーが切れたりしたくないのなら、手間を惜しんでは為らないだろう。

2008/05/15

追記 2

以前は上記のように書いたが、多少は楽に調整する方法を発見したので記載しておく。

レバー側とクラッチ側取り付け部を共に外しておくのは変わらないのだが、 L字に曲がったクラッチ側を車体左に引き出してから、中央のケーブルロックタイを外し、ケーブル自体を調整ナットが見える所まで車体後方側に引き出す。

あとはナットを廻してケーブルを延ばして、ロックナットを締め付けて、各部元に戻して終了。
レバー側の調整部のねじ山から、伸ばす分をキチンと測っておいてから行うこと。でないと微調整は出来ないので二度手間になる。

2008/08/17