html> メンテナンスモード/CO濃度の調整

<メンテナンスモード/CO濃度の調整>

ヤマハ発FI機は、以下の操作でメンテナンスモードに入る事ができる。


手順


まず、キーをOFFにしてメーターのSELECTとRESETボタンを両方押したままキーをONにして、「dI」(診断モード)と表示されるまで8秒ほど待つ。

表示されたら、SELECTを押して「CO」(CO調整モード)に表示を変える。
変えたら、SELECTとRESETボタンを両方長押して決定し、「CO1」=1/4番シリンダー、「CO2」=2/3番シリンダーの選択する。
表示を変えるはSELECTかRESET、決定はSELECTとRESETボタンを両方長押し。

選択したら、CO調整値が表示される(デフォルトは「0」)。この数値を増減させて調整。
ガス検対策なら、常識的には−にしてCOを低下させて車検をパスさせる必要があるので、「-25」あたりにしておけば良いようだ。「-100」とかにも出来るがストールしてしまうとの事。

全て終了したら、キーをOFFにして完了。

HCの方はガスの燃え残りの問題なので、プラグ、エアクリ等を換装してキチンと整備をした上でアイドリングを調整して、何とか落とし所を見つけるようにすれば良いだろう。

ユーザー車検の排ガス検査で落とされた場合には是非参考にして貰いたい。ラインは1日3回までしか 通せないので、、、、
事前に下げておくか、一度落とされてからこの調整でCOを下げ、HCがパスできるアイドリング回転数を探す事。排ガス検査のみのリトライならライン現場での調整等、多少の融通は利くだろう。



セッティング
今回、XJ6Sの燃費が良くない事に業を煮やし、多少出力を下げてでも燃費を良くしてみようと考え、CO濃度をCO1(1/4番)、CO2(2/3番)共に「-10」まで下げてみた。

XJ6Sは元々低速域は異様に強いので、この程度ならストールしやすいとか扱い難くなったとかは一切感じなかった。
1速全閉でもストールしないし10km/hでの走行も可能。どころか2速でも可能。軽くリヤブレーキ踏んでもまだストールしないのだから。

当分はコレで燃費のデータをとって見る予定。状況によっては数値をもうチッと増減してみるのも面白いかもしれないが。



ダイアグノーシス
「CO」モードではなく「di」(診断=ダイアグノーシス)モードでもイロイロ出来るのだが、要サービスマニュアルなので無理して利用することはない。

2013/12/07


追記    実験終了

少しの間「-10設定」で走らせてみたが、、、、時偶5,000rpm付近で引っかかるような印象があったりはするが、常用には不満のないレベル。

が、肝心の燃費が目に見えて改善されているような感じもなく、誤差の範囲を出ない。

考慮の末エンジンには薄い方が実害も多いと思われるので、実験は終了して「0設定」に戻した。

2013/12/23