XJ6S DIVERSION 試乗インプレ
ネットや口頭での情報では、総じて「乗りやすい」という評価。
それも含めてFZ6からの変更点を見るだけでも大体の推測は可能ではあるが、、、
カムプロファイルを変更し低速/中速に振って、吸気系も同様に長く細く低速/中速向きに。チェーンサイズを530>520に落としても主要部品のアルミ>鉄化で車重は多少増え、フロントフォーク径は細く、逆にRショックは排気系に一等地を譲り渡すコトもなくフツーの位置に。タイヤサイズは120/70-17 160/60-17と適正化。ハンドルポストはラバーマウント化。
試乗車のFタイヤがRと比してかなり摩滅しており、倒しこみ等にアレだとは思うのだが、、、確かに押し歩きは重く感じられる。センタースタンドも一応軽く踏み抜けるのだが、持ち手があまり良い構造ではない。
が、、、、B×S比3:2あたりの超ショートストロークのR6E/Gを徹底的に低速/中速向きにしているだけはあり、出足がFZ-6 SHGより格段に良い。更に2、3速で全閉にしてもストールせず粘ってくれる。このあたりは再利用の「DIVERSION」の先代の名を継ぐだけのコトはあるのかも知れない。
兎も角、低速が強いのでレベルが低い新兵等にも実に扱いやすいと思われ。足付きは6SHGと変わって感じなかった。
ウィンドプロテクションは、6SHGより若干幅が細いか?
ハンドルをフルロックしても6SHGより隙間があるので、もしかしたらラジポン組んでもナックルバイザー等装着可能かもしれない。
エンジンは、他所で言われているように、4,000〜6,000回転付近がチト共振でやかましい。あと、巡航速度を上げると比較的回転数が上がるので、同じ速度を使うのなら機体寿命は15〜20%位は割り引いて考えた方が良いのかも知れない。
サスの性能や旋回性能は、最初に思ったより悪くはない。フツーに走らせる分には実に素直な挙動で不安感は少なかった。
他には、、、試乗車にもエンジンガードが取り付けてあったが、その状態でもスプロケカバーもボルト3つで外せそうだし、オイル/フィルタ交換でも苦労することは無さそうである。
燃費は、、ハイオクで290.5km/15.29L=18.99(≒19)km/L ともうヒトツだったが、、5〜1度と気温が低かったので、、暖かい季節ならばもう少しは伸びるだろう。
消去法と妥協と事情からの選択ではあるが、購入前のマイナス面探しから、以後はプラスの点を見つけていくようにしていくつもりだ。
YSP河内よりのレンタルバイク
2013/01/26
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