<アイドリングアジャストスクリューの変更>

KLX125Cには、一応アイドリング調整機能はあるのだが、、、、、ここでもコストダウンが顕著で、、、、、、
他車種のように、アイドリングアジャストスクリューにノブが付いていて手で簡単に回せたり、ph(+)ネジ式でドライバー一本で簡単に回せる構造ではなく、芋ネジにロックナットという構造で、簡単に調整することは不可能である。

調整する際は、車体右にあるエキパイのヒートガードを外すか、緩めるかして(4mmHEX×2)、スロットルボディ右側下の8mmロックナットを緩め、芋ネジを廻す必要がある。この芋ネジは2mmHEXだが、指で廻せない事はないのだが、、、。

で、最近どうにも回転が上がってからスロットルを全閉にすると、ストールする症状に悩まされている。本格的原因追求は兎も角、アイドリングを高めにしておけば回避できるレベルの問題なので 今後のことも考えて対策することにした。

高機能キャブのリモコンアジャスターケーブルの一部には、M5 P0.5の細目ピッチはあることはあるが、ケーブル付き構造と高コストで却下。純正部品の流用で行くことにした。 実車を確認してバリオスのアジャストスクリューが合いそうだったので同僚の廃車から譲り受けたのだが、バリオスのはM4ボルトの細目ピッチで適合しなかった。

で、このアジャストスクリュー構造を模倣して、M5の細目ボルトとワッシャ、M5の細目薄型ナットと、適合径の長さ18〜20mm程度の押しバネを調達する事に。


右がノブを抜いたバリオスの部品 左が加工模倣品(完成品はノブのネック部をカットして寸を詰めてある)奥のピンボケが純正の芋ネジ+ロックナット

規格品としてM5の細目ピッチ(P=0.5)は存在はするのだが、カメラ等の精密機器や車バイク等の一部にしか使われておらず、これらは純正部品で部品供給が為されており汎用品の引き合いがあまり無いようで、ホームセンターやネットでも調達は不可能であった。
ので、大阪日本橋の専門店街にあるナニワネジに出向きオーダーすることに。 ここでも流石に在庫は無かったが、正式オーダー掛けた日の午後には入荷した。

オーダーに関してだが、M4用のノブを拡張して使う為、ボルトヘッドがあまり大きくないキャップボルトで、長さはバリオス用のと同じL=35mmと保険用として40mmを選択。ノブやナットの構造に左右されると思うのだがワッシャ等で適当に調節すれば良いだろう。

結局、ノブの寸を詰めたのでL=35mmで問題は無かった。取付と機能についても全く問題なし。

アイドルを手軽に調整したい仁ならば模倣してみるのも良いだろう。

2012/01/30


ほぼ違和感の無い出来