<KLX125Cとは?>

CEOは基本的に川崎には疎いのでアレなのだが、、、、

「KLX」は、川崎重工(株)のデュアルパーパス系車種に用いられている記号表記である。

オフレーサー系のKXからの派生車種と思われる水冷モデルKLX450R/KLX300R/KLX250のグループと、件の'10 KLX125、輸出仕様の'08 KLX140、タイモデルのKLX150のグループ、KSRの練習用オフモデル版のKLX110。とKLXを冠するモデルは現在三系統あるようだ。。要は名称だけ纏めてみたというトコロだろう。輸出モデルにも'03〜'06 KLX125はあった が、、、

本来、ペットネームでは無い記号表記には意味があったのだが、、、最近は特に意味は無くなりつつある。恐らく、「L」は水冷のLだったと思うのだが、、、、、、、、、
因みにヤマハ発でも本来の水冷記号「Z」は意味を為さなくなっている。

本機'10 KLX125に用いられているエンジンユニットは、'08 KLX140から用いられたモノである。 
流用前提だろうが、SOHC2バルブ単気筒の54.0×54.4とロングストロークになっているのは評価すべきだろう。

タイ仕様であるニューモデルKLX150と外観/車体構造はほぼ同一であり、タイカワサキ生産の日本国内モデルである。

機体自体はフルサイズのオフ車より一周り小さいが、FIに電磁ポンプ、各種機能付き小型フルデジタルメーターに汎用性の高いH4ヘッドライト、ストロークの長い正立フォークにリンク式リヤサスペンションと一応本格仕様ではある。

まあ、、、、国内モデルのオフ系125クラスの排気量の車種が皆無、というこのくにの終わっている状況の間隙を突いたと云う点は評価すべきだろう。
その為、「Kawasaki」と書いている機体と「勘違いユーザー」を毛嫌いしているCEOも購入する気になったのだ。



2010/01/18

追記     どうやらKLX125は、'01〜'02?初代のA型、'03〜'06のB型に続く現行'10 モデルはC型と云う事になっているようだ。ちなみに'10 Dトラッカー125がD型になる。



2010/03/14



'10 KLX125の部品適合

KLX125Cの記載外データ他

初期インプレ 1

10/03/10に納車後、装備品の付加と並行して慣らし運転に二度出てみた。
因みに川崎は国内仕様でも1,600q慣らしが必要で、高速道路にも乗れないし、第一段階(〜800q)では5,000rpmリミット。トップ5速に入れても55km程度。これでは距離を稼ぐのは非常に難しい。

実際、後方にも細心の注意を払ってはいるのだが「抜かれる」のは安全的にもよろしくない。
動力性能は125であるのでそれ程期待はしていなかったが、、、現状そんなトコである。

制動能力は、、、、徐々に慣れてはきたが、かなり低い。体重移動等イロイロ試してはいるのだが、、、軽い機体なので必要十分ではあるのだろうが。 

機動性は、、、軽くて小回りも利くし幅も狭いのでそこそこ優秀だと思うのだが、、、

ONではぶっちゃけ走らん曲がる止まらんってトコか。CEOの現在のベンチマーク6SHGに比べると、と言う事だが。
まあ、基本通りに走らせておけば然程問題は無いと思うのだが、緊急時の制動や読みを外した場合のコントロール等には多少不安である。

フュエルタンクは7L/直立時であるが、、、サイドスタンドでもコレに近い位入っていると思われ。
初回給油は236km/5.46Lで43.22km。実働ではもう少し伸びるとは思う。勿論レギュラー指定なので異様に低コストだ。

問題点を上げておくと、、、別記左前ウインカーの点灯不良

ハンドルバーホルダボルトにグリスが塗布されていた件か。慣らし運転一回目の後、ネジが左右2本緩んでいた。
SMを見ても、当然こんなトコロにグリス塗布の指定は無い。
タイランド製が問題なのか、Kawasaki製なのが問題なのか、、、、

取り合えず他にはオイル滲み等は確認出来ない。瑣末な問題だけなら多少は許容する心算だが、重大なミスやトラブルが無い事を祈るしかない。

2010/03/14



追記  2

RBでウインカー換装して貰った際に聞いたのだが、他にもKLX125Cにはアレコレ報告が上がってきているとの事。
ブレーキフルードが入っていないだとか、RショックAssyに不良品があるだとか、、、

まあ、、、、16の新兵じゃあないんだし、不具合があっても大体は見抜けるだろうが、、、

2010/03/17

追記  3   異常 

現在積算距離 600q+だが、長い下りでスロットルを戻したままにしていると、スロットル操作以外でエンジン回転数が勝手に上がってしかる後ストールして、、、、
そのままではセルを廻しても再始動出来ず、一度キーをオフにしないと再始動しない。という症状が数回発生した。

CEOは「他人に電話する」ようなアホプリウスドライバーでは無いので、クラッチを握るなりすれば対応可能。
その後一度キーをオフにすれば良いだけなので特には問題ないのだが、多少気にはなる症状だ。
特に、CEOの場合はクラッチスイッチを外してバインドしている。ので、それが何か影響しているかもしれない。クラッチスイッチの爪を縮めた状態にして試してみる心算だ。

何れにせよ、初回点検の際にでも報告は店に上げるが、、、、
この件もリコールになりそう(なってそう)な気もしないでもない。

2010/03/28



追記  3−1  異常の件/他 現状

クラッチスイッチの爪を縮めた状態でビニールテープを巻き付けて試してみたが、、、、300q走行しても一度も上記症状は発生しなかった。

まだ断定はできないが、恐らくクラッチを握ったままだと上記異常が発生してしまうのだろう。確かにクラッチを握ったままで走行を続ける事は出来ないのだが、、、、、、、

あと、この方式だとギアがニュートラルでなければセルは廻せない。しかしこれでも然程の問題は無いだろう。

あと、現在積算距離約1220qだが、燃費は

236.0km/5.46L=43.22km/L
259.1km/5.6L=46.27km/L
262.5km/5.45L=48.17km/L
282.1km/6.3L=44.78km/L

と頗る優秀である。

勿論オンロードを走行して距離を稼いでいるのも影響しているだろうが。
あと、燃料計は無く、残が1.8Lになった時点でオド/トリップ表示が「FUEL」になり、アンバー色の給油警告灯が点灯するだけで、警告時からの距離はカウントしてくれない。
まあ、、、40q/Lでも×1.8Lなら70q以上は走行可能なので然程の問題は無いと思われる。

慣らし運転第二段階(800q〜)になると、5,000rpmリミットから7,000rpmリミットになるのだが、、、
5,000rpmでは速度が上げられず、マトモに加速も出来ずに車の流れにも乗れないのが、6,000rpm使えるようになると問題無く加速して流れに乗る事が可能になる。
1,000rpm上げる毎に10kmプラス程度なので最高速面ではキツイが、慣らし運転でもほぼストレスを感じず走らせる事が出来るだろう。

要はキツイのは「Lv1の最初の800km」だけという事だ。

35/35W球を60/55Wノーマル球に換えてはいるが、、、オフ車に良くあるヘッドライトが点灯しているのかしていないのか不明、、、
というようなレベルでは無く、フツウには使えると思われである。照射範囲もそこそこ広い。

徐々に制動の癖も掴めてきたし、最初の頃に比べると評価は上げられるブレーキシステムではある。少なくとも不安無く機体を操れるレベルだ。

振動については、、、回転数を上げれば多少は感じるのだが、KDX125SRのように、解体しそう!腿が痺れて痛い!というレベルには遠い。
ステップの大型ゴムや、ハンドルのラバーマウント等も多少は効いているのだろうが、、、6,000rpm程度ならば巡航でも殆ど苦にはならない。

後は、、、、慣らしの完了と本論であるオフロードでの性能評価だが、、、、
CEOにはマトモに評価出来るほどのオフの経験が無いのだが。さて?

2010/04/06

追記  3−2  続 異常の件/慣らし運転完了

昨日で約1,600qの慣らし運転を終了した。後は「一応」の1カ月点検を受けておく事とオイル交換程度。コレで以後はフツウに使い込んでいくだけである。

先述の異常回転数上昇の件だが、、、昨日も再発したのでチェックしてみると、ニュートラル以外でセルも廻る。
案の定ビニールテープが緩んでいた。
手持ち工具も部材も無く車載工具のみだったので、、、臨機応変と創意工夫でクラッチスイッチにある穴に細い木の枝を突っ込んでストッパーにして応急処置。(帰宅後、M3付近の皿ボルトに換えてストッパーにして、ビニールテープで巻いて本式処置完了)

コレで以後全く症状が発生しなかったので、間違いなく「クラッチスイッチを、伸びた状態(クラッチが握られた状態)のままで走行していると長い下り坂等で異常回転数上昇/再始動不能が発生する」という事だ。

あと、日没後の走行は、、、思いの外適性が高い。H4Hi/Lo一灯式であるのだが、光の散光が思いの外広いのでリフレクター等皆無のコーナーでもハイビームにしておけば道の先が分かりやすい。勿論、60/55Wに換えているのもあると思うが。

2010/04/11

追記  3-4     

クラッチスイッチの対策だが、、、スイッチごと外してグリスでも塗布しておいても問題は無いので、その方が良いだろう。

2010/10/31