<センタースタンド接地板の補修溶接>

少し以前から気が付いていたのだが、センタースタンドのパイプと接地板の溶接部が隙間が出来てしまっていた。

すぐにどうこうなるものでは無いのだが、補修しておかないと腐食もするし最終的に外れてしまう。まあ、はっきり言って構造的問題で、パイプ式スタンドはこの問題が付きまとう。6SHGもコストダウンの為サイドスタンドはTDM900やFZS1000のような鍛造品ではなくパイプ式である。

予防的対策としては、塗装が落ちて腐食しないように定期的に錆を落としてシャシーブラック等で塗装しておく事だ。

で、、隙間が出来たら溶接するしかないのだが、、、バイク便の同僚の方から、要らなくなったやや不調気味(連続使用するとすぐ止まる)という安物アーク溶接機を戴いたので溶接にチャレンジしてみた。

まず、機体のバッテリー端子を外して、溶接機のマイナスを溶接部の近所にクリップし、溶接棒をプラスにクリップして、溶接部にアークを発生させて溶接していくのだが、、、

試行錯誤して理解するまで時間が掛かったが、きちんと連続して火花が飛ぶようにするには、溶接部を磨いたり油を落としたりした上で溶接棒の金属部を露出させるように定期的に削ったりしなければならないようだ。ちなみに少し細めの1.4mmの溶接棒を使った方が作業性は良いと思われる。

あと、眼球保護の必要は感じるのだが、付属の溶接用のお面は非常に使いにくい、というか溶接部が殆ど見えないので作業にならない、、、ので今回はサングラスをして対応したが、長時間作業はあまり感心しないと思われる。

とりあえず溶接は終了させ、適当に削ってシャシーブラックで塗装しておいた。
まあ、、、溶接なんてそんなに頻繁にするような作業でもないのでこんな物わざわざ購入することも無いと思うのだが、、、、作業の幅は広がったか。

2008/03/16

アーク溶接機


溶接部 バリ取り/塗装前

追記 

6SHGのセンタースタンドも確認して分かったのだが、どうやら元々接地版とパイプは完全に全周を溶接してはいないようだ。

水抜き用に敢えて開けてあるのか、コストダウンの為等の理由は不明ではあるのだが、どう考えても強度は下がるし外れやすくもなってくる。

水抜き用なら浸水しないような構造にすべきだし、、6SHGの方も今度キチンと溶接してしまおう。

2008/03/20