<無銘廉価品ウェーブブレーキディスク板>

当方のTDM900のFブレーキディスク板が微妙に反っている問題ってのが以前からあり、判明している実害は発進時にたまにブレーキが鳴く程度なのだが、、、、、軽い引き摺りによって燃費悪化の一因かもしれない。

諸々の懸案を一挙に解決すべく、無銘廉価品フロントウェーブディスク板をオクでオーダーしてみた。勿論、異様に低コストであるので気軽に手を出す事が出来るってのも大きい。(二枚セット 諸経費送料込 約¥11,000)

当方的には136,000km程度ではブレーキディスク板自体の摩耗は全く問題無い。過去の事例からも300,000km位は余裕で保つ。



必要部材

インパクトレンチ
インパクト用6mmHEXレンチ
12mmソケット/ラチェットエクステンション
19mmHEXソケット/ブレーカーバー

ジャッキ等
ホイール養生用クッションパッドorダンボール
ガスバーナーorヒートガン
ラスペネ等浸透潤滑剤
ハンマー
ネジ滑り止め剤
ネジロック中強度
パーツクリーナー/ウエス等
トルクレンチ(要 18Nm)
リチウムorウレアグリス




作業手順

センタースタンドを掛けて左右ブレーキキャリパを外し(12mm×4)、レジ袋で吊っておく。フロントアクスルの廻り止めボルトを緩め、(HEX6mm)フロントアクスルを緩めておく。(HEX19mm)

ジャッキ等でフロントを上げ、アクスルを抜く。左右のカラーを回収しておくこと。

取り付けボルトにラスペネを噴霧し、インパクト用HEXレンチを当ててハンマーで適度に打撃を与える。


あくまで打撃を与えることによって微細な隙間を作り、浸透潤滑剤を浸透させやすくする行為なので親の敵を打ちのめすように力を掛け過ぎないコト。


その後、バーナーを使ってボルトを加熱する。今回は二箇所まとめてで三回、各30秒チョイ行った。


加熱 ネジロック剤を溶かすのと、金属膨張を利用して固着が緩みやすくするのが目的


インパクトレンチにインパクト用6mmHEXを取り付け、先にネジ滑り止め剤を塗布し、慎重に打撃を与える。
ここまできちんと事前儀式を行って水準以上の工具やケミカル等を使っている限り、舐めたりするコトはまず考えられない。作業は「段取り八分」。

ネジ穴を清掃し、新しいディスク板を置き、取り付けボルトにネジロック剤を塗布し、対角線状に順に仮締めしていく。最後はトルクレンチを使う。(18Nm)

フロントホイールのブレーキローター取り付けボルト(品番 90109-064G6 ¥89×12個 )は本来要交換なのだが、、、
今回は年末に気が触れてオーダーしたのもあり、調達に至らず、、、、、やむなく再利用しておく。作業に自信があったのもあるのだが、、、、
ネジ自体が物理的に伸びるってのもあるので、キッチリ新品を用意して換えておくことを推奨しておく。


インチキウェーブディスク(笑) コレはフローティングピン裏がカシメ式

後は元に戻して終了。
メインアクスル72Nm
アクスル廻りどめボルト20Nm
キャリパ取り付けボルト40Nm


あと、本来はローターを換えるとブレーキパッドも換えるのがセオリーである。ローターの削れ方に合わせてパッドも削れているので、ローターのみを換えると当たり面がかなり減少してしまって、ある程度パッドが削れるまで性能を発揮できない。
どうしてもというのなら、ヤスリでパッドを極力均しておくこと。


外観  まあ見栄えはするが、、、本当は中央は金より黒が良かったが、コレは選択不能だった。

後は、無銘廉価品の不良率ってトコだが、、、、不良率がコンマ以下なのか、コンマ以上、〜1%or〜数%か?ってレベルの話だろう。
既にヤマハ発純正も中華生産品が多くなっているし、今のトコロXJ6Sでも全く問題がないので、、ハズレを引いて買い直してもまだコッチの方が安い ってコトで納得させておく。

2013/12/31