<スイングアーム/リンクのO/H>

本日、約105,800kmでスイングーアーム/リンクのO/Hを行った。

本来は110,000qでの作業予定だったのだが、ボルト折れによるスイングアーム取り外しの序に前倒し作業となった。


必要部品  

3FV-22128-00  スイングアームダストカバー
93315-42523   ニードルローラーベアリング左
93315-42536   ニードルローラーベアリング右
93109-33049  オイルシール右

93317-21746  ニードルローラーベアリング下×2
93109-17071  オイルシール×2

93317-31771  ニードルローラーベアリング リンク前/後×2
93109-17071  オイルシール×4
93317-21746  ニードルローラーベアリング リンク中央×2
93109-17071  オイルシール×2

必要工具

27/32mmソケット/ブレーカーバー
12/14/17mmソケット/エクステンション/ユニバーサルジョイント/ラチェット等
メガネレンチ10/12/14/17o
12mmスパナ×2
ベアリングプラー
打撃用ハンマー
ベアリング/シールドライバー
−ドライバー
グリス
パーツクリーナー

金属磨き(ピカール等)
耐水ペーパー(中目/細目)
ラスペネ等
手順

まず、センタースタンドを掛け、Rキャリパー固定ボルトを外し(12o)、Rアクスルを外し(32o)ホイールを外す。

Rフェンダーを外し(プラリベット×3、10o×2)、Rブレーキホース保持のボルトを外す(8o×2)。



リンク部のボルトナットを外す(17/17o×2、17/14o×2)。
※車体とリンク前側の連結部は先にカラーを車体左側より抜かないと外れないので注意!

スイングアームピボットシャフトを外し(27o)、スイングアームを外す。
スイングアームから、左ダストカバーを外し、中のスペーサーを取り出し、右からはカラーを外しておく。

大型のベアリングプラーがあればスイングアームニードルローラーベアリングを抜く。(CEOは費用対効果を考えて店での作業依頼 が、今度安物大径汎用プラーを購入予定)

スイングアーム下部のニードルローラーベアリング×2、リンク部ベアリング×4も抜く。先にスペーサーを抜き、マイナスドライバーでシールを外しておく事。リンク部前後はプラーではなく打撃でも抜ける。

内部を清掃し、新しいベアリングを打ち込む。リンク部はベアリングは固定等されないのでシールを入れると面イチになる位置までで止める事。

シールにグリスを塗り、はめる。手でも嵌るが無理なら打撃で。

スペーサー、ボルトも清掃し、磨いてグリスを塗っておく。(本来は打痕等があれば交換)

スイングアームに各部品を戻し、シャフトを通し、組み付ける。(95N)

リレーアームを本体に組み付け(40N)、コネクティングロッドを留め(49N)、Rショックを留める(40N)。

Rキャリパーサポートをスイングアームに留め(40N)、ホース保持ボルトを取り付けホースを固定しRフェンダーを組み付ける。

Rホイールを組み付け(150N)、終了。チェーンやRブレーキキャリパ、ドレンホースの取り回しを間違えないように注意。

2009/11/22

追記  カラーを抜く
本体とリレーアームのボルトを外しただけでは、リレーアームは外れてくれない。

「カラー」が車体左から差し込まれているのを抜かない限りどうにもならないのだが、、、簡単には 抜けてくれない。

コレをalmina氏はボルトを使って抜いておられたが、、、CEOの場合はイロイロ試したが上手くいかなかった。で、左から内径10mm用ベアリングプラーを挿し込んで固定してエンドを作って、右からボルトで打ち抜いた。

まあ、、、CEOの機体は積算距離の多さ故コンディションが悪く抜け難かっただけかもしれないのだが、こういう手も使える、と憶えておくと良いだろう。
カラーに挿し込んだベアリングプラーの爪

2010/01/31