今回は、約91,000kmでRホイールベアリングの換装を行った。直前のタイヤ交換依頼の際に、ベアリングを自分でチェックしたら、F側はまだ問題なかったが、Rは右が若干動きが渋かったので換装する事に。当然左、右、ハブを全交換、スペーサーも換える。ハブダンパーは予想に反して全くヘタって来ていないのでそのまま。(一応部品はオーダーした)
必要部品
Rホイールベアリング×2 (左右共通) 93306-07806 (KOYO 60/28RK)\2048×2
ハブベアリング 93306-20644 (KOYO 6206RS)\2489
オイルシール (ホイール右)93106-35042 \378
オイルシール (ハブ)93106-40041 \420
スペーサー ベアリング 5PS-25317-00 \1620
ダンパー (ハブ)×6 5EA-25364-00 \570×6
必要工具
32mmソケット/ブレーカーバー
12mmソケット/エクステンション/ラチェット
12mmスパナ×2
ベアリングプラー28mm用(あれば)
ウォーターポンププライヤー
ベアリングインストーラー
ハンマー(プラハンもあると良い)
30mm付近の鉄パイプOR打撃等アクスルシャフト(ベアリング打ち抜き用)
グリス
パーツクリーナー
ウエス等
ピカール等研磨剤
養生用パッド/新聞紙
アルミ角棒、木片等打撃作業用スペーサー
先に、28mm用の大径ベアリングプラーが無いならショップにホイールを持ち込んでの作業になる。片方さえ外してもらえばOK。CEOは大径ベアリングプラーは無い。使用頻度(Rホイールやスイングアームのベアリング用だが、10〜20万kmに一回程度では、ショップに持ち込み依頼の方が低コストか?)を考えると、購入に二の足を踏むのだ。ニードルローラーをやるのに径が合うかも問題だし、、、
工賃はRBで\1,470だった。先に近所のYSPに行ったら、対応径ベアリングプラーが
無く、(ハスコー製は爪にあまり柔軟性が無く大きすぎて合わず)打撃では無理であった、、、
まず、センタースタンドをかけ、Rブレーキキャリパ上の固定ボルト(12mm)を外し、アクスルのナット(32mm)を外し、アクスルを抜いてチェーンを避けてRホイールを取り外す。キチンと左右のカラーを外して確保しておく事。
ホイールをパッド等の上に乗せて、ハブを外す。ハブが簡単に抜けるようではハブダンパーはヘタっているので要交換。
ハブの裏側から、ハブベアリングの内側にあるカラーを外す。コレは薄くて外しにくいので、養生したプライヤー等で外すのが良い。
続けて表側のオイルシールをウオーターポンププライヤー等で外し、パッドとスペーサーの上に置いて、裏からベアリングインストーラーや鉄パイプ等とハンマーでベアリングを打ち抜く。
次にホイール右のオイルシールを外し、ホイールベアリングを片方抜き、同様に打撃で反対側も打ち抜く。
パーツクリーナーとピカール等で清掃、研磨して、ベアリングをインストーラーとハンマーで打ち込む。片方打ち込んだら、忘れずにカラーを入れてから反対も打ち込む。しっかり打音が変わるまで打ち込む事。その後、グリス等を塗布し、シールを打ち込む。
ハブもベアリングを打ち込み、グリスを塗布してシールを打ち込んで、裏からカラー
を嵌めて、ホイールにダンパーを並べてきっちり差し込む。ダンパーにはゴム製品保護剤のラバープロテクタントを噴霧しておくのも良いだろう。
カラーとアクスルもピカールで磨いてグリスを塗布し、ホイールを戻して組み付ける。思ったより非常に煩雑で、、、試行錯誤の結果、先にRブレーキキャリパ+サポートのボルトを仮組みしてから、下からブレーキパッドの隙間にディスクを入れるようにするのが正解のようだ。キチンとチェーンも掛けておく事
(Rのキャリパー/サポートについてはTDM伝統のリジッド式よりは、本田式の、右スイングアーム内側溝に沿って浮動するタイプの方が何かと便利のようだ。パテントが切れた所為か、FZ-6系もこのタイプ)
スイングアームのカラーを通してからアクスルを右から差込み、プラハン等で叩きつつ微調整してキチンと打ち込み、反対に頭が出たら、アクスルの回転位置をプライヤー等で合わせて、反対側のカラー、ワッシャー、ナットを仮組みする。
チェーン引きをする。(12mmスパナ×2)遊びは50mm〜60mm。基本は垂直乗車1G時なので、センタースタンドの状態であまり張り過ぎないように注意。
きちんとホイールを回転させ、チェーンラインも確認してからアジャスタを本締めして、メインアクスルも本締め(150Nm)して、キャリパ上方のボルトも本締め(40Nm)して終了。
2008/09/18
|