TDM900のエアクリーナーエレメントはヤマハ発にしては珍しく、乾式ではなく板状ビスカス式になっている。(旧TDM850は筒状乾式)
ビスカス式は湿式と乾式の中間のような形式で、メンテナンスは換装以外無用(無理)で乾式に比べて寿命が長いのでツアラーのTDMにはありがたい。(湿式は半永久的再利用が可能でコストも安いが、、洗浄と乾燥、オイル塗布の手間が面倒なのと間があるので作業効率が悪いし、ビスカスほど持たない) しかも、部品価格としては乾式の旧TDM850用やFZS1000用より安いのでコストパフォーマンスは非常に良い。
SMによる交換指定距離は※25,000kmだが、エアクリが指定距離持った記憶が無いので、今回は20,000kmで様子見の意味も含めて交換してみる事にした。
※注 SMによる指定交換距離は「40,000q」が正しい。
必要部品
エアクリーナーエレメント 5PS-14451-00 ¥2293/2120
必要工具
ヘキサゴンレンチ 5mm
プラスドライバー 1”
ラチェット+12mmソケット
作業手順
車体前方左右のカウルを外す。
ヘキサボルト5mm×片側に表面3 前方裏1 リベット下方1 上方のインナーパネルのヘキサボルト5mm×後ろ2
タンクをフレームにマウントしている左右の12mmボルトを外す。これで前ヒンジでフュエルタンクを上げる。(燃料を抜くか減らしておく。若しくはサポートをつける)
エアクリーナーボックス 上のスピーカのようなのが可変吸気デバイスユニット(※エアによるON/OFF)
相変わらずでかいエアクリボックスのおかげでタンクは見かけより随分えぐられているが、バッテリーをシート下に移したので20L確保している。
エアクリーナーボックスのカバーを外す プラスネジ×8
エレメントを外し、新品と交換する。(ビスカスはオイルを含ませてあるのでエアで吹いたり叩いても汚れは落ちない)
20,000km使用のエレメント かなり薄汚れている
新品のエレメント
逆の手順で組み付けて終了
2004/12/26
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