<冷却系ホース全交換>

昨日、195,500kmで冷却系ホース全交換を行った。僅かな液の滲みがあったし、時期的に限界と思われたので厳寒期に作業する事に。勿論耐寒装備と七輪は用意したが、初めての作業と助手ナシの為能率は上がらず苦労した。


必要工具
プラスドライバー#1/#3
ヘキサビット4/5mm
ソケット8/10/12/14/17mm
エクステンション/ユニバーサルジョイント/ラチェット等
ホースプラッカー(リムーバー)(必須)
メタルラバー(必須)
ラジオペンチ/プライヤー
ホースクランププライヤー
作業用手袋
ラバープロテクタント
やすり、ピカール等


交換部品
5LV-1243A-00>5LV-1243A-10 ホース1(ウオーターポンプ〜エンジン後方 ※耐久性低) ¥1020
5LV-1243E-00 ホース2(ストレーナー〜キャブレター 小径) ¥560
5LV-1243F-00 ホース3(キャブレター〜ラジエター右上 小径) ¥750
5LV-1244G-00 ホース4(サーモケース〜ストレーナー 小径) ¥180
5LV-12588-00 ホース5(オイルクーラー〜パイプ1) ¥310
5LV-12589-00 ホース6(ラジエター右下〜オイルクーラー)¥920
5LV-12551-00 ホース7(ラジエター左下〜ウオーターポンプ ※耐久性低)¥1960
5LV-12552-00 ホース8(ラジエター右上〜フィラーキャップケース)¥460
5LV-12470-00 ストレーナーASSY ¥590
4XV-12576-00 ホース1(パイプ1〜エンジン前部ジョイント) ¥450
5LV-12577-00 ホース2(エンジン上部左〜集合パイプ)¥480
5LV-12578-00 ホース3(エンジン上部右〜集合パイプ)¥400
5LV-12579-00 ホース4(集合パイプ〜サーモケース)¥600
5LV-12576-00 ホース1(フィラーキャップ下〜リザーバータンク 小径 今回未交換)¥525
90445-08007 ホース(リザーバードレン 小径 今回未交換) \147
93210-235A1 O−リング(パイプ1後方〜ウオーターポンプ内 今回未交換)¥126
93210-27370 O−リング(パイプ1前側)   ¥210
90430-06014 ガスケット ドレン(8mm銅ワッシャで代用可能?)¥55
93210-49046-00 Oリング(サーモスタットハウジング部 今回未交換) ¥110/120
5LP-12411-00 サーモスタット(今回未交換) \1480
22W-12462-00>4FL-12462-00 キャップ ラジエター(今回未交換) \1480
クーラント(緑 50%)

作業を進めていくうちに判ったのだが、オイルフィルタカートリッジを外さないとアクセス出来ない部分があるので先にエンジンオイルを抜きカートリッジを外しておく事。

次に、右後方サイドパネル、右インナーパネルを外しラジエターキャップを外し、冷却液のドレンボルトを外し、液を抜く。
その間でも先でも良いが、サイレンサー/マフラー、フュエルタンクを外しておく。ラジエター自体は外さなくても作業可能だがその場合は下のマウントボルトを外す。

サーモケース付近から手をつけて、小径のホースを外していく。ホースクランププライヤーがあれば着脱も容易だ。ラジエターホースはホースプラッカーでホースと内側の間に隙間を作り、そこにメタルラバーを吹き込むとかなり外しやすくなる。
固着している事が多いのでプラッカーで一回りさせ、固着を外し、抜く。スクリューバンドが作業しにくい方向を向いている事も多いが、ドライバーで廻せない場合はプライヤー等で少しでも廻して緩めて、方向を変えると良い。装着時はドライバーのアクセスできる向きと位置をよく考えてつける事。組み上げてからでは増し締め不能な所も多いのでスクリューバンドの締め付け不足に注意!ドライバーもマシな商品の長さ等異なるのを各種揃えておく事。

サーモケースやエンジン上方の集合パイプは取り付けボルトやコネクタを外し、一つづつホースを抜く事。
エンジン前方のホース類は、ドレンボルトのあるパイプ1か水冷式オイルクーラーを外さないとスクリューバンドにアクセス出来ない。今回はパイプ1の方が着脱が容易そうなのでパイプ1を抜く事にした。(5mmヘキサ)(今回は念のためOリングは各種オーダーしておいた)
外したパイプやラジエター等の点検をして、固着物等はなるべく落としておく。サーモスタットやラジエターキャップも消耗品なので時期や状況を見て交換の事。序に一気に交換しておくのが手間もかからず良い。

逆の手順で組み付ける。小径ホースは取り回しに注意。外す際にすぐ新品と交換しておくと良い。ラジエターホースは向きと上下に注意。 外部にはラバープロテクタントを噴霧し保護効果を与え、メタルラバーで組み付けを容易にした。(油分混入は望ましくないので少量塗布にとどめる方が良いだろう)

エンジンオイルも入れ、冷却液を入れてサーモスタットが開くまで暖気をしてから再度液を補充し、リザーバータンクも規定レベルに補充して終了。
ホースプラッカーは、先が尖っているので作業時には自分を刺さないように注意。力のかけ方と方向をよく考える事。手袋は必須。(今回一度手に穴を開けかけた 苦笑)
ラジエターのジョイント部等は変形(円がひしゃげる)しやすいが、修正にはキャリパピストンツールを使って内側から広げていけばOK。
ゴム類は硬化するし作業の難度は上がるので可能なら冬季の屋外作業は避けた方が良いと思われる。

2005/12/25


難儀なエンジン前方下部 奥のホースの下部のスクリューバンドはアクセス不能 オイルクーラーとカートリッジの間にあるのがパイプ1