追記 フロントフォークO/H(シール交換)
先日、ようやく3年ぶりくらいにシールが破れてO/Hを行った。分解後確認すると、インナーチューブに小傷があり、下のほうに焼跡というか擦れたようになった部位が円周の一方にあり、ミクロン単位のほんの僅かだが痩せていた。スライドメタル等は特に問題なし。
交換部品等
4TX-23144-00 Fフォークシール、ダスト×2 565/610¥
4TX-23145-00 Fフォークシール、オイル×2 705/760¥
10mm用銅ワッシャ×2
ネジロック
90890-01447 ダンパーロッドホルダー ¥3975/
フォークシールドライバー
ピックツール
手順
フォークを外しオイルを排出し、ボトムの8mmHEXを廻す。保持に万力を使うか、穴のあるシャフト等で廻す。空回りする場合はダンパーロッドホルダーを使う。
ダストシールを外し、Cリングを外す。他のバイクでは非常に外しやすいスナップリングなのに、、、引っ掛ける部位が無いので、「く」の字状のピックツールで先を何とか抜く事。空回りする限りドライバー等ではとてもじゃないが外せないので注意!
内部にあるカートリッジを抜き、ストロークさせてオイルを排出する。排出されるのは下からである。
万力でアウターを保持するか、二人でアウターとインナーを持ち、引き抜く。これでオイルシールが抜ける。
各部を点検、洗浄し、錆等はピカール等で落とし、インナーチューブにカートリッジ+オイルフローストッパー(スピンドル)を入れ,
フォークオイルを馴染ませるために塗り、爪の方向に注意してアウターに入れる。ダンパーロッドホルダーで保持し、ワッシャを交換してネジロックを塗布し、締め付ける。(35Nm)
オイルシールにはシリコングリス、メタルラバーを塗布し、痛めないよう買い物袋をフォークにかぶせてから入れ、フォークシールドライバーでCリングが入る溝まで打ち込み、Cリングを入れ、ダストシールを入れる。
後は同じ。
念のため、今回ピンチボルト6本は全交換した。(負荷で伸びやすいらしい)
締め付けトルクは
ダンパーロッドロックナット25Nm
キャップボルト25Nm
アッパーブラケットピンチボルト30Nm
ロワーブラケットピンチボルト23Nm
2005/06/20
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