<オイル交換>

必要工具  ラチェットと17mmソケットorメガネレンチ
フィルタレンチ(FZS1000はエキパイ等が邪魔な為、横からのアクセスが不能 カップ式のフィルタレンチ内径65mm{アストロで390¥}とエクステンションバー等を使用して前方より廻す事 )
オイルパン
漏斗
廃油処理箱
パーツクリーナー

エンジンオイル3L強
オイルフィルタ
ドレンボルトガスケット
新聞紙(オイルがこぼれないように敷く)

手順 サイドスタンドを出して停めた状態で作業する まず数分暖気運転してオイルを温めて、抜けやすくする

オイルパンを設置し、オイルフィラーキャップを外し、ドレンボルトを緩めてクランクケースのエンジンオイルを完全に抜く (抜けてからドレンボルトを軽く締め、少しセルを廻し、オイルポンプを動かし残りのオイルも抜く FZS1000はウエットサンプの為左程抜けないが、ドライサンプの車種はかなりの量がオイルタンク内に残っている)

フィルタレンチを使いオイルフィルタを外す 先にオイルパンの位置を変えておく事 

車体側のフィルタ当たり面及びドレンボルトの当たり面をパーツクリーナーと布等で清掃する

新しいフィルタのO-リングに薄くエンジンオイル(抜いた古いオイルで良い)を塗布し、最初は手で廻して組み付ける 回らなくなったらレンチで少々廻す もしくはトルクレンチを用いる(17Nm 1.7m・kg)

ドレンボルト及ガスケットを点検する ガスケットもドレンボルトも100¥以下なので、消耗品と割り切って異常があれば早めに交換 ガスケットは毎回交換でも良い

ドレンボルトを組み付け 例によって最初は手で締め付ける事 緩いとオイルが滲んでくるが、きつすぎてねじ山等を損傷するほうが問題なので、ある程度で止めておき、オイルを入れた後に滲んできたら増し締め、のほうが良い もちろんトルクレンチがあればそちらを使おう(締め付けトルク 43Nm 4.3m・kg)

エンジンオイルを入れる 一度に入れずに最初は80%程度入れるほうが良い 少なくても簡単に足せるが、多く入れると抜くのは非常に難しい 
ちなみにFZS1000はオイルフィラー部からチューブ等を入れようとしても干渉してオイルパンまでスムーズに入らない こーなったら無理矢理下から抜くように(CEOは一回フィルタ無交換なのを忘れてて入れすぎました 苦笑)

オイル量はフィルタ交換時は3.0L 無交換時は2.7L  量ではなく液面で確認の事

オイルフィラーキャップを締め、数分アイドリングをして止め、数分待って車体を立ててオイル点検小窓よりオイルレベルを確認する 下限と上限の間ならOK

最後にもう一度オイル漏れや滲み、締め忘れが無いか確認して終了 

2003/06/01

補記 
CEOの使用アイテム オイルは、モチュール300V 4T コンペティション 15W−50(並行輸入EU仕様L/1650¥程度) である 性能的なことを云々言える程敏感ではないが、まあ不満はない 数値ほど粘度の高さを感じないので、オールシーズン使用している (実際、通算燃費は16,4km/l以上で、単純比較は出来ないがFZ400時代の燃費より良い、、、)通販でこの程度の値段で入手出来るので使用する気にはなるのだが 

交換時期は感覚次第で早めたりしているが、6000〜9000km程度若しくは夏冬過ぎたら にしている
CEOは尋常ではない距離を走行するし、ハードな走行をあまりしないので3,000km程度では交換していられない ツーリング中にオイル交換はする気はないしなあ、、 そもそも2週間に1回の頻度で換えろってか?、、、、

オイル添加剤は、 GRP/NNL690 を使用(GRPは日本仕様 NNL690は日本以外仕様の同等品らしい 日本国内はオイル関係の値段は倍になるようだ 並行輸入にするとたいてい半額だ 笑)   使用目的の主眼は耐久性の向上なので、このFZS1000のエンジンが200,000km以上余裕で持つようならば、効果があると言えよう (そうなったら他人にもこれを奨めるのだが) でないと価格的にも無駄が多い(NNL690で L/12500¥)まあ、本来の用途としてのベアリングやチェーン等の潤滑には異様な程の効果を発揮してくれるのでそれだけでも有効なモノだろうとは思う これを使うとドライブチェーンが殆んど伸びない (ギアオイル80W−90に5%添加したものをチェーンオイルとして使用)現在CEOのFZS1000は積算走行38,000km強だが、まだまだ限界には程遠いので実際ランニングコストが下がっていると思う

オイルフィルタカートリッジは南海部品のマグネット入りオイルフィルタを使用 1260¥ 磁石入りなのでオイル中の鉄粉等を取ってくれるスグレモノである 納車されたら即オイル交換してこれを装着して、慣らし運転時の鉄粉取りに使うのも良いだろう

2003/06/02